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ポイント!
アレルギー性の外耳炎には効果はないから注意してね!
耳のかゆみ、耳垢、悪臭などの症状が現れるイヌの外耳炎治療薬。かゆみを抑えながら、症状を改善させる作用があります。
オトマックス点耳用液剤 (34ml)
Otomax Ear Drops (34mL)
販売価格(税込): 4680 円
オリジナル商品名 : オトマックス
製薬会社名 MSD(旧・シェリング・プラウ)
適応症状 :
外耳炎
商品紹介 :
オトマックス点耳用液剤は抗生物質、抗真菌剤、そして消炎作用のあるステロイド剤が配合された点耳薬です。イヌによく見られる外耳炎の治療に効果を発揮します。
外耳炎とは、耳の中に引き起こされた炎症のことです。耳のかゆみ、炎症、悪臭、ベタベタした耳垢といった症状がみられるようになり、頭をよく振る、肢で耳をひっかく、床に耳をこすりつけるといった素振りがみられるようになります。原因には寄生虫や微生物の繁殖、アトピー性皮膚炎、アレルギーなどがありますが、耳自体が空気が通りにくく蒸れやすい部位であるため、特に細菌や真菌といった微生物の異常繁殖による発症が多いとされています。
この細菌や真菌によって発症させられた外耳炎の治療薬として広く使用されているのがオトマックス点耳用液剤です。細菌と真菌は似たようでまったく異なる生物であり、それぞれに効力を発揮する薬剤が必要となります。オトマックス点耳用液剤には細菌に効果のあるゲンタマイシン、そして真菌に効力を発揮するクロトリマゾールが配合されており、幅広い細菌、真菌の異常繁殖を効果的に抑えることができます。
また、消炎作用のあるステロイド剤であるベタメタゾンが配合されているので、かゆみをはじめとした炎症症状を緩和し、かゆみからイヌが患部を掻き壊すことによる症状の悪化を抑える作用も持ち合わせています。
使用方法 :
※下記はオトマックス点耳用液剤の使用量のガイドラインです。正確な使用に関しては獣医師の指示に従ってください。
体重15kg未満の犬:1日2回、1回4滴を症状の認められる耳に点耳します。
体重15kg以上の犬:1日2回、1回8滴を症状の認められる耳に点耳します。
治療期間は7日間とします。
・使用前によく振ってください。
・内耳への感染、渦巻管や前庭器官に損傷が引き起こされるのを避けるため、鼓膜の穿孔があるかどうか、使用前に外耳道の状態をよく調べてください。
・治療前に耳の外部を細部に至るまで清潔に洗浄し、完全に乾かしておくほか、治療の妨げとなる患部周辺の毛を切っておいてください。
・点耳後、調剤を耳道の下部によく浸透させるためには、耳の付け根を軽くマッサージしてください。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- オトマックス®点耳用液剤
1. 医薬品市販承認取得者、出荷管理責任者としての医薬品製造承認取者(市販販売承認取得者と異なる場合)の名称と所在地
医薬品市販承認取得者
イギリスのみ
Intervet UK Ltd., Walton Manor
Walton, Milton Keynes,
MK7 7AJ
アイルランドのみ
Intervet Ireland Ltd., Magna Drive,
Magna Business Park,
Citywest Road, Dublin 24
出荷管理責任者としての製薬会社
Schering-Plough Sante Animale
ZA La Grindoliere 49500 Segre
France
2.動物用医薬品の商品名
オトマックス®点耳用液剤
3. 有効成分、および他の成分に関する表記
1mL中、ゲンタマイシン(硫酸ゲンタマイシンとして)2640IUをベースとして、ベタメタゾン(吉草酸ベタメタゾンとして)0.88mgとクロトリマゾール8.80mgが含まれています。商品はこれらの成分がむらなく混ざった白からオフ・ホワイトの色をした、なめらかな粘着性の液剤です。
4. 適応症
犬:
急性の外耳炎の治療薬です。また、ゲンタマイシンに感受性のある黄色ぶどう球菌などの細菌や、クロトリマゾールに感受性のあるマラセチア菌などの真菌を原因とする慢性外耳炎の一時的な悪化による症状の緩和にも使用できます。
5. 使用禁忌
以下に該当する場合のオトマックス点耳用液剤の使用は禁忌とされています。
鼓膜穿孔の認められる犬への使用
妊娠中、および授乳中の雌犬への使用
オトマックス点耳用液剤の成分に過敏症反応の認められる犬への使用
同時使用によって耳毒性を起こすことが知られているほかの薬剤との併用
6. 副作用
紅斑性の丘疹が局所的に見られることがありますが、たいていの場合は使用を中断することで改善されます。
特に高齢の動物において、一時的な聴力障害、そして極稀なケースでは不可逆性の聴力喪失が認められています。
聴覚や前庭の機能低下が引き起こされた場合には、オトマックス点耳用液剤の使用をただちに中断し、無毒性の溶液で耳道を慎重に洗浄してください。
外用コルチコステロイド調剤の長期的、多量の使用は局所的、または全身性の副作用を引き起こすことが知られています。これらの副作用には、副腎皮質機能抑制や皮膚委縮、傷の回復の遅延などが含まれます。
この使用説明書に含まれている以外の深刻な症状に気が付いた場合には、すみやかに獣医師に報告してください。
7. 適応対象となる品種
犬
8. 使用量、および使用方法
点耳薬としてのみ使用すること。使用前によく振ること。
体重15kg未満の犬:1日2回、1回4滴を症状の認められる耳に点耳します。
体重15kg以上の犬:1日2回、1回8滴を症状の認められる耳に点耳します。
治療期間は7日間とします。
点耳後、調剤を耳道の下部によく浸透させるために耳の付け根を軽くマッサージしてください。
1滴中にはゲンタマイシン66.9IU、ベタメタゾン23.3μg、クロトリマゾール223μg相当が含まれています。
9. 的確な投与のポイント
使用前に必ずよく振ってから使用してください。
10. 退薬期間
対象外
11. 保管に際しての注意事項
子供の目のつかない、手の届かない場所で保管してください。
25℃以下の場所で保管してください。外箱に入れた状態で保管してください。
容器開封後の使用期限:14日間
容器や外箱に記載されている使用期限を超過したものは使用しないでください。(使用期限:月/年)
容器を開封した時点で、商品の使用期限(開封後14日)が外箱やこの使用説明書に記載されているものと異なるようになります。開封後の使用期限をラベルの余白欄に記載しておくようにしてください。
12. 注意事項
投与される動物に対する注意事項
目に入らないようにしてください。誤って目に入った場合には充分な量の水で洗い流してください。
内耳に感染がおよぶことや、渦巻管や前庭器官に損傷が引き起こされることを避けるため、使用前に鼓膜穿孔の有無や外耳道の状態をよく調べてください。
治療前に耳の外部を細部に至るまで清潔に洗浄し、完全に乾かしておくほか、治療の妨げとなる患部周辺の毛を切っておいてください。
ほかの要因によって細菌性、真菌性外耳炎を併発することがあります。外耳炎の根本的な原因を解明し、それに対する治療を行なう必要があります。
この点耳薬の使用は、単離細菌やほかの適切な検査によって有効成分への感受性が認められた菌に対して使用されるべきとされています。もしこれらの検査が可能でない場合の治療は、地域の疫学情報による細菌の感受性に基づいて行なうようにしてください。
この点耳薬を使用説明書にある使用目的・使用方法と異なる方法で用いることは、ゲンタマイシンに対する耐性菌の発生による治療効果の低下や、ほかのアミノグリコシド系抗生物質に対する交叉耐性菌を発生させる可能性があります。
外用コルチコステロイド調剤の長期的あるいは多量の使用は、局所的または全身性の副作用を引き起こすことが知られています。これらの副作用には副腎皮質機能低下、皮膚委縮、怪我などの回復の遅れなどが挙げられます。
妊娠中、授乳中の雌犬には投与しないでください。
同時使用によって耳毒性を生じることの知られている薬剤とは併用しないでください。
投与従事者への注意事項
液剤に接触しないよう注意してください。
投与後はよく手を洗ってください。誤って目に入ってしまった場合には、多量の水で洗い流してください。
製品に使用されている成分に対して過敏症である場合には、製品の取り扱いを避けてください。
13. 使用後あるいは未使用の製品、および残った内容物の処理に関する注意事項
未使用の製品や残った内容物は地域の条例に従って処分してください。
14. この使用説明書の内容確認日
2012年9月
15.その他の情報
この動物用医薬品は、14mlまたは34mlの高密度ポリエチレンボトルに低密度のポリエチレンのふたと点耳用のアプリケーターがついた容器、あるいは白い高密度のポリエチレンのふたと低密度の点耳用のアプリケーターがついた8.5ml、または17mlのアルミチューブに入って提供されています。下記のサイズがありますが、すべてのサイズが販売されていないこともあります。
1箱8.5mlチューブ・1本入
1箱17mlチューブ・1本入
1箱14mlボトル・1本入
1箱34mlボトル・1本入
1箱8.5mlチューブ・6本入
1箱17mlチューブ・6本入
1箱8.5mlチューブ・12本入
1箱17mlチューブ・12本入
すべてのサイズが販売されていないこともあります。
硫酸ゲンタマイシンは細菌のたんぱく質の合成を阻害する作用を持つアミノグリコシド系抗生物質です。その抗菌スペクトルには、犬の耳から単離された病原性微生物である黄色ブドウ球菌やコアグラーゼ陽性ブドウ球菌、プロテウス・ミラビスなどのグラム陽性菌とグラム陰性菌が含まれます。
吉草酸ベタメタゾンは合成のデキサメタゾン・アナログ・コルチコステロイドで、外用薬として使用された場合は炎症とかゆみを抑える作用を発揮します。また、軽度の硬質コルチコステロイドの性質も持ち合わせています。吉草酸ベタメタゾンの浸透性は、炎症部においてより高いとされています。
クロトリマゾールは真菌類の細胞壁を変化させることによって細胞内物質を流出させ、最終的に真菌の分子合成能力を停止させる作用を持つ抗真菌成分です。クロトリマゾールは広い抗菌スペクトルを持ち、特にマラセチア菌をはじめとしたさまざまな病原性の皮膚糸状菌類や、糸状菌によって引き起こされる皮膚炎の治療に用いられています。
動物の治療薬としてのみ使用してください。
イギリスのみ
Vm 01708/4588
POM-V
獣医師の処方によってのみ提供
アイルランドのみ
VPA 10996/244/001
POM
処方薬
北アイルランドの販売元:
Intervet Ireland Ltd., Magna Drive, Magna Business Park
CityWest Road, Dublin 24 Ireland
MSD
アニマル・ヘルス