ベタメタゾン Betamethasone
成分説明
ベタメタゾンは優れた抗炎症作用を特長とするステロイド剤の一種です。
ステロイドとは腎臓の上に位置する副腎という臓器から分泌されているホルモンの一種で、抗炎症作用のほかにも抗アレルギー作用や免疫抑制作用、血糖、脂質、電解質の代謝作用などがあるとされています。ステロイド剤はステロイドホルモンを人工的に合成したものを成分とし、剤形を問わず、さまざまな病気の治療に広く用いられています。
ベタメタゾンはステロイド剤の中でも強い抗炎症作用が認められており、特に痒みを伴う皮膚炎治療の外用薬として使用されています。外用ステロイド剤はその強度によって1(Strongest)、2(Very Strong)、3(Strong)、4(Mild)、5(Weak)の5段階に分けられていますが、ベタメタゾンはその中の3(Strong)に該当するとされています。
成分分類
抗菌薬 外用薬・点眼薬・点耳薬・口腔内薬
適応
抗炎症
副作用
全身性:易感染性、嘔吐、下痢、、胃潰瘍、肥満、副腎機能の低下、筋力低下、過敏症
局所的副作用:刺激、皮膚が薄くなる、血管が浮き出る、発疹
注意事項
ステロイド剤による治療は対症療法であるため、原因疾患の治療が必要となります。
また、獣医師に指示された期間を守って使用し、素人判断で使用を中断することはしないでください。
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