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フィラリア
イヌ糸状虫という寄生虫が心臓および肺動脈に寄生し、右心室や肺動脈を閉塞することによって、心肺機能の低下をもたらす病気で、治療せずに放置しておくと死に至ることもあります。 症状が現れにくいため発見が遅れやすい傾向があり、発見された時点ではすでに心肺の損傷が著しく、治療に困難をきたすケースが多いようです。
フィラリア(犬糸状虫症)は蚊によって媒介されるため、高温多湿、なおかつ外飼いの多い日本のイヌは特に影響を受けやすく、実際にイヌの死因のトップを占めているとも言われています。
●もっと詳しく
【犬糸状虫とは?】
蚊によって媒介される回虫の一種で、心臓の右心室や肺動脈に寄生します。
蚊によって宿主の血液中に侵入したミクロフィラリア(犬糸状虫の幼虫)は、血液と共に体内を循環しながら2-3ヵ月ほどで心臓の右心室へと移行し、そこで成虫へと成長します。
成虫は血液中の栄養分を吸収しながら成長を続け、大きいものでは体長が30cmほどになり、その寿命は5-7年と言われています。
感染から6-7ヵ月もたつと成虫は交尾し、血液中に新たに1000匹ものミクロフィラリア(幼虫)を生みだします。このミクロフィラリアが蚊によって媒介され、感染が広がっていきます。
【どんな症状がみられる?】
・食欲の減退、体重の減少、
・不活発、散歩・運動を嫌がる
・咳、呼吸困難
・貧血、腹水、血尿
※ただしフィラリアはほとんど無症状で進行し、症状が現れた時点ではかなり重症である場合が多いようです。
●病気の対処法
フィラリアには確立された予防方法があり、きちんとした予防処置を行なえば発症をほぼ100%予防できるとされています。
【フィラリア予防方法】
・予防薬使用前の血液検査によるミクロフィラリア(幼虫)の感染有無の確認
・定期的な予防薬の投与
・飼育環境における蚊の対策
予防薬は犬の血液に侵入しているミクロフィラリア(幼虫)に作用するものであり、成虫には効力がありません。
定期的な投与を欠かした場合、血中に侵入したミクロフィラリア(幼虫)が心臓に移行して成虫になり、発症の危険性が高くなります。そのため予防薬は獣医師の指示に従い、必ず定期的に投与するようにしてください。
また、すでに犬糸状虫の成虫やミクロフィラリア(幼虫)に寄生されている動物に使用すると、発熱やショックなどの重篤な症状を引き起こしたり、場合によっては死に至る場合があります。そのため予防薬の使用前には血液検査を行ない、感染の有無を確認してから投与する必要があります。
【フィラリアの治療方法】
成虫の駆除には、ヒ素系の薬剤を1回あるいは複数に分けて注入する駆除方法と、手術による駆除方法があります。
治療方法は寄生している虫数や病状によって適切な方法がとられますが、いずれにしても危険性を伴い、精神的にも経済的にも負担となるものです。
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