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慢性表層性角膜炎
角膜の表層(角膜上皮またはその下の浅い部分)に起こった炎症を表層性角膜炎と言いますが、それが慢性化した状態です。
激しい痛みを伴うため、前足でこすったり、さわったりするしぐさや、眼を気にしる動作が頻繁に見られるようになります。涙や粘りのあるメヤニなどの症状が現われ、まぶたがはれることもあります。
さらに症状が進行すると、角膜がにごるようになってきます。
●さらに詳しく
角膜炎の原因は外傷性と非外傷性があります。
非外傷性はアレルギー、細菌やウイルスによる感染、代謝障害などが考えられ、一方で外傷性は、眼をこするなどで角膜に傷がついたり、またシャンプー、眼の周囲の毛が目を刺激することで起こります。毛が多い、または眼が突出しているタイプのペットに比較的多く発症します。
表層性角膜炎では、角膜に点状または円形状の白濁した炎症が見られるほか、結合組織の浸潤なども認められることがあり、症状が進行すると角膜潰瘍になる場合が多いようです。
●病気の対処法
原因によって治療方法は異なりますが、一般的には抗炎症剤、抗製剤、角膜障害治療剤などの点眼が中心となります。
角膜潰瘍が起こるなど、症状が進行している場合には、角膜手術が必要となることもあります。
●その他
角膜は5つの層からなっていて、どの場所に炎症が起こるかによって病名が異なります。表層性角膜炎のほか、深層性角膜炎、潰瘍性角膜炎などがあります。
角膜の表面の潰瘍に血管が浮き出ることがありますが、これは血管新生の状態で、炎症を治癒するための過程ですが、この状態が見られるときは症状がある程度悪化していると考えられます。
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