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止血
血液の流出を止めることで、ケガなどで出血してしまったときに、応急処置として失血を防ぐ目的で行なう行為のことです。特に動脈出血の場合、多量の失血が予想され命にも関わってくるので、一刻も早い止血が要求されます。
■詳細
動物の体には、簡単な損傷であれば凝固・線溶系と呼ばれる機能が血を止めるように働き、また血管が損傷個所で収縮することでその流出を抑えようとする機能が備わっています。
凝固は血小板が刺激によって構造が変化すると共に損傷個所の細胞表面の細胞膜上に細胞接着因子が発現、ここに繋ぎ止められます。さらに凝固因子が血液中の繊維状素材であるフィブリンを凝固させ、いわゆるかさぶたが作られます。
ただし、このような修復機能には限界があり、毛細血管など末梢の負傷程度では問題ありませんが、主要な血管や動脈が傷付くほどの重大な負傷の場合は、その止血能力を超えてしまうため治療としての止血が必要となります。
なお止血の方法としては、心臓より高い位置に傷口を持っていく高位保持、止血箇所を圧迫する直接圧迫止血法、止血点を圧迫する関節圧迫止血法、止血帯を使用した止血帯法、傷口を焼いて止血する焼灼止血法そして止血剤を使用する方法などがあります。
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