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多発性神経炎(脚気)(トリ類)
一般に脚気(かっけ)として知られている病気です。幼若鳥に多く発症する傾向があり、 跛行(びっこ)を引きながら歩いたり、止まり木に止まれず落下してしまうといった様子が見られるようになります。欠乏しているビタミンB1を補うことによって回復しますが、重症化した場合には呼吸困難や循環器障害、脳障害などといった合併症によって死に至ることもあります。
■詳細
多発性神経炎(脚気)とは、脳や脊髄といった中枢神経から出される指令を体の各器官に伝達したり、各器官によって受け取られた刺激を中枢神経へと伝達する役目を持つ神経である末梢神経が障害されることによって生じる末梢性神経障害(ニューロパチー)のひとつです。
感覚神経が障害を受けることによる脚のしびれや痛み、体性神経の障害による筋力の低下が引き起こされるため、脚弱、麻痺性の跛行(びっこ)、握力の低下から止まり木に止まれなくなるといったような症状が認められるようになります。
この多発性神経炎は主に幼若鳥によく見られますが、これは幼少期に与えられる挿しエサに、末梢神経活動に必要とされるビタミンB1が不足しているためと考えられています。ビタミンB1は神経活動に必要な糖質の代謝に関与しているビタミンで、別名チアミンとも呼ばれています。水溶性ビタミンであり、失われやすく、特に挿しエサとして広く用いられているアワ玉においてはその生成過程でほとんどが失われてしまうことから、アワ玉のみを与えていると欠乏症になりやすいと言われています。
■対処法
欠乏しているビタミンB1を補給します。
特に種エサは必須栄養素が不足しがちでであることから、多発性神経炎(脚気)の予防には、エサにパウダー状のビタミン剤などを混ぜて、不足している栄養素を補充することが推奨されています。また、最近では小鳥に必要とされている適量の栄養素がバランスよく配合されたパウダー・フードやペレットのエサが販売され、小鳥の健康を維持しやすくなっています。
■その他
小鳥のパウダー・フードやペレットには、小鳥に必要とされている栄養素が適量含まれています。そのため、これらのエサにビタミン剤などを追加する必要はありません。
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