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肺水種
血管に溜まった血液成分が血管外に浸出し、肺に溜まった状態が肺水種です。呼吸をしても充分な酸素を取り込めなくなることから、深刻な呼吸困難を引き起こします。肺水種は単独で発症するものではなく、心臓病やほかの病気の合併症として発症します。
■詳細
肺水種は肺の間質に浸出した血液成分が肺の細気管支や肺胞に溜まった状態です。肺の中に水が溜まっている状態となるため、酸素と二酸化炭素とのガス交換を行なうことが困難となることから、呼吸困難を引き起こします。
一般に肺水種は心臓病や、その他の何らかの疾患の合併症として発症します。原因となる疾患としては、僧帽弁閉鎖不全症やうっ血性心不全などの心臓病によって引き起こされる心臓性肺水種と、肺炎や気管支炎といったようなそのほかの病気が原因で起こる非心臓性肺水種に大別されていますが、イヌにおいては心臓性肺水種がほとんどであるとされています。
【症状】
・咳
・息切れ
・呼吸困難
・喘鳴
・青紫の歯茎、舌
・鼻水、くしゃみ
・肘と首を伸ばした姿勢
■対処法
基本的に利尿剤や血管拡張剤といった薬物を用いて、肺に溜まっている水を尿として排出させる療法が取られますが、呼吸困難の症状がひどい場合には酸素吸入が行なわれることもあります。
また、肺水種はほかの病気が原因となって発症することから、原因となっている疾患の治療も併せて行なう必要があります。これらの原因疾患の治療に用いられる薬剤には、気管支拡張剤や強心剤があります。
■その他
肺水種の原因にはほかにも、電気コードをかじっての電気ショックや、ガスや薬品を吸い込んでの薬品中毒といった事故によるもの、病気の治療中の多量の点滴などが挙げられます。これらのうち、事故による発症は回避できるものです。イヌの身の回りの安全を心掛けるようにしてください。
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