ペットのくすりやさん
Home
Menu
商品カテゴリー
カート
商品検索

Home

新着情報

カート

商品一覧

商品カテゴリー

コラム一覧

お問合せ

サイトマップ

現在のカートの中

商品数:0点

合計:0円

商品カテゴリー

★お買い得商品★(0)

サプリメント(4)

その他(薬以外)(0)

目の病気(6)

耳の病気(1)

鼻の病気(2)

口・歯の病気(3)

呼吸器の病気(4)

心臓の病気(17)

足・爪の病気(2)

皮膚の病気(23)

消化器・内臓の病気(5)

泌尿器・生殖器の病気(11)

痛み・関節・骨の病気(12)

感染症(15)

血液系の病気(2)

がん・腫瘍(7)

アレルギー(9)

その他の病気(10)

甲状腺の病気(8)

副腎の病気(4)

商品検索 キーワード

 

うっ血性心不全

心機能が低下し、全身における血液循環が悪化した状態がうっ血性心不全です。あらゆる心臓疾患の末期症状として現れ、少しの運動でも疲れやすい、乾いた咳、呼吸困難といった症状がみられるようになります。病状が進行すると腹水や肺水種などの危険な状態に陥ります。


■詳細
うっ血性心不全は、高血圧や心臓弁膜症をはじめとしたさまざまな心疾患の末期症状として発症する心機能の低下です。
心臓は常に収縮と拡張を繰り返しながら全身に必要とされる酸素を運搬する血液を送り出しています。心臓の機能が低下すると、全身へ充分な血液を送り出すことができなくなることから、全身に必要な酸素が供給されなくなり、各臓器に障害が引き起こされるようになります。
特に腎臓においては、腎臓の尿を生成する機能が低下します。この腎機能の低下は尿量を減少させ、逆に体内の血液量を増加させることになりますが、この血液量の増加と心機能の低下は全身の血液循環に障害を引き起こし、静脈中の血液をうっ滞させるようになります。この状態がうっ血性心不全と呼ばれる状態です。初期には咳や疲れやすいといったような症状が現れる程度ですが、症状が悪化すると肺の中に血液の成分が浸出する肺水種を引き起こし、場合によっては呼吸困難が原因で死に至ることもあるとされています。
うっ血性心不全は高齢のイヌにおける発症頻度が高い疾患ですが、特に高齢の小型犬は弁組織の変性を引き起こしやすい性質があるため、ほかの種類と比べて発症率が高いとされています。

【症状】
・疲れやすい
・運動後や就寝後の乾いた咳
・食欲減退
・体重減少
・呼吸困難
・腹部膨満
・肘を広げて頭を伸ばして座る姿勢
・青みがかった歯茎
・失神

■対処法
うっ血性心不全をはじめとした心臓病の治療には、安静療法、食事療法、そして薬物療法を組み合わせて行ないます。
・安静療法: 心臓に負担をかけず安静を保つことで、心臓病治療の中で最も重要とされています。特に、うっ血性心不全で呼吸困難を起こしているイヌにおいては絶対安静が必要とされています。
・食事療法: 塩分、脂肪分の少ない特別食を与えます。中でも過剰な塩分の摂取は、血液の量を増やして心臓や血管に負担を与えるため、厳しく制限されなくてはなりません。動物病院で取り扱われている心臓病用の特別食を利用したり、手作りであれば塩以外の蜂蜜、ジャム、ゴマなどで味付けした食事を与えます。
・薬物療法: 心拍数を抑え、収縮率を強める作用によって心臓の負担を減らすジキタリス、血圧を低下させることによって心臓の負担を軽減するACE阻害薬、そして体内の余剰な塩分と水分を取り除く利尿剤などが用いられます。ただし、薬物療法は根治療法ではなく、症状の緩和を目的とした対症療法として用いられるため、上記の安静療法、食事療法と組み合わせて行なうことが大切です。

■その他
人間と同様、最近イヌやネコにおいても体脂肪が体重の20%を超える「肥満(過体重)」が増加しています。
肥満になると、関節に過度の負担がかかるだけでなく、心臓の負担の増加による心肥大や心筋症などをはじめとした循循環器系の疾患につながるリスクが高くなります。また肥満は、呼吸困難、高血圧や糖尿病、肝機能の低下、免疫力の低下などとも密接に関連していることから、適切な運動や食事管理による早期予防が必要であるとされています

戻る