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  • 2014年12月10日

  • 3D印刷が犬の四肢奇形の手術方法を変える


  • コラム出典: 3D Printing Helps Veterinary Surgeon Resolve Dog’s Limb Deformity
    http://vetmed.illinois.edu/petcolumns/petcols_article_page.php?PETCOLID=2578&URL=0


    アーバナにあるイリノイ大学獣医教育病院の整形外科医たちは、コンピュータ断層撮影(CT)で撮影した画像を立体モデルとして印刷することで、手術計画に役立てています。

    「3D印刷はこの病院にとってとても興奮する技術です」と語るのは、小動物手術の有資格者であるカランビル・アウラク医師。「なぜなら実際の患者の骨や軟骨の模型を見ながら手術の下準備ができる上に、実際の患者と取り組む前に生徒や実習生、研修医に手術の方法を教えることもできるからです」。

    アウラク医師は最近この技術を、後ろ脚の骨が正常に成長しない1歳半のラブラドール犬の可動性を回復させるために使用しました。この犬の大腿骨は真っ直ぐではなく歪んでおり、膝頭は正常な位置からずれていました。

    「犬が痛がっていたのは検査からわかっていました。後ろ脚は両方とも明らかに彎曲し、充分に伸ばすことができませんでした。この状況が生活の質に影響を及ぼしているのは一目瞭然です。走ることすらできなかったんですから」とアウラク医師は説明します。「そこで私は膝頭の脱臼の矯正と、普通に歩けるように後ろ脚の骨を真っ直ぐにする手術を提案しました」。

    この小さいラブラドールの飼い主がこの変形した脚の治療を決心したおかげで、この犬は普通に生活することができるようになったのです。

    まずは、脚の骨の変形の程度を調べるためのX線による脚のこまめな撮影です。手術の準備をするために、アウラク医師はX線を使ってさまざまな角度から両脚の測定をしました。そしてこれらの測定を元に、有効な矯正をするためにどれだけの骨を移動させればいいのかを正確に決めることができたのです。

    さらに立体的なイメージを見るために、それぞれの脚のCTスキャンも撮影されました。これにより骨の断面と軟組織の一連のX線写真を結び付けることができます。さらにアウラク医師はCTスキャンから、後ろ脚全体の骨のモデルの3D印刷を2パターン作製しました。

    まず、右脚の矯正手術が行なわれました。このような種類の手術の場合、一回の手術で片方の脚だけしか手術できないため、もう一方の脚の手術を受ける前に手術した脚の回復が期待できます。

    「骨を切除し、骨をまっすぐにするために余計な部分を取り除きます」とアウラク医師は手順について説明します。「そして安定させるために骨に金属を埋め込み、重さに耐えられるようにします」。

    骨の修正が完了したら、今度はずれた膝頭を正しい位置に戻します。「膝頭が載っている大腿骨の溝を深くします。続いて膝頭の靱帯がある脛骨を切り、この接続部を移動して膝頭が本来の場所に収まるようにします」。この手順もまた大腿四頭筋の構造を再調整します。大腿骨の骨付着部は脛骨の新しい位置に金属と共に繋がれているので、膝頭がはずれることはありません」とアウラク医師は説明します。

    最初の手術の終了後は、病院でリハビリ治療を受けるために1週間入院しました。退院後、その犬は早速矯正した脚を使っており、調子もよさそうでした。飼い主は手術の結果に満足し、できるだけ早くもう一方の脚の矯正も希望していました。そして8週間検診の後、アウラク医師はもう片方の脚も手術したのでした。

    「現在では脚の調子もよく、両後ろ脚に体重もかけられるようになりました」と、つい最近様子を見に行ったアウラク医師が報告してくれました。完全に回復したことを確認するためのX線写真を受け取る前に、このラブラドールはあと数回この病院に戻って来ます。

    アウラク医師が最新の技術を披露したように、外科のためのたくさんの新技術がここイリノイ大学獣医教育病院には揃っています。CT画像からの3D模型印刷以外にも、手術中に患者を撮影するCアーム型投資X線装置や骨折治療の低侵襲的方法であるI-Locシステムも備えています。さらにアウラク医師は全骨盤交換手術の医師にも認定され、2015年にこの病院において手術を執り行なう予定です。

    四肢奇形や矯正手術について質問がある場合は、地元の獣医にお尋ねください。