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- 2020年07月14日
非常時に備えペットのために何を準備すればよいか?
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自然災害が多発しています。今回はオーストリアRSPCAのペットの災害対策をご紹介します。
広大な土地のあるオーストラリアでは家庭で馬を飼う事も多いようですね。
過去記事 嵐の時、ペットの安全をどう守るか もご参照下さい。
出典 RSPCA What preparations should I make for my pets in case of an emergency?
URL https://kb.rspca.org.au/knowledge-base/what-preparations-should-i-make-for-my-pets-in-case-of-an-emergency/
ペットの為の非常時の備えをすることは、その家に住む家族の備えの中でも大切なことで、避難をする際ペットの安全に大きく関わってきます。飼い主が非常事態(洪水、サイクロン、森林火災など)の場合に備えできることはたくさんあります。
あたなのペットのための「ペット非常事態計画」を持ち備えましょう
「ペット非常事態計画」3つのステップ
1.避難計画にペットを含めましょう
• もしあなたが避難をしなくてはならない時、ペットを預かってもらえる場所を考えましょう。被害の無い場所にある預かり施設、家族や知り合いなどです。預かり施設には予防接種済みなどの条件があることを頭に入れておきましょう。
• ペットにケージ、キャリー、馬運搬車に慣れさせておきましょう。
• ペットに車での長距離移動に慣れさせておきましょう。
• 予防接種は受けさせ証明書を保管しておきましょう。
• 猫や犬にマイクロチップを入れるようにし、IDタグにはペットの名前と飼い主であるあなたの名前と電話番号を入れます。マイクロチップ内の連絡先が最新のものであるかか確認しましょう。犬は住まいの行政機関に登録する必要があることをお忘れなく。
• ペット用非常キットはペットごとに用意しましょう。
• 立てたプランを練習する時間をとりましょう
出遅れての避難は危険を生じさせます。リスクを避けるため、あなたとあなたのペットが安全な場所へできるだけ早く移動するようにします。もし避難指示が出ることが前もって分かっている場合、避難をする前にペットを安全なエリアにある預かり施設などに前もって移動させておきます。ペットを短い期間避難させることは、避難指示が出てペットを連れ出せないリスクを負うより良いのです。
2.ペット非常用キットを用意しましょう
プランを立てる上で、非常用キットを用意することは必須です。避難計画を実行する上で必要なものをすべて揃えておきます。キットの中身は以下のものを準備します。
• 自治体への登録証明書
• 予防接種証明書
• 移動用につかうケージ、キャリー、クレート、馬運搬車など
• 猫のトイレ(砂とトレイ)
• 犬のうんち袋
• IDタグ(ペットの名前とあなたの携帯電話番号入り)、首輪、リード、ハーネス、サドルなど
• エサと水をいれるボウル、最低1週間分の常温保管できるエサ
• 医薬品と治療を受けている場合は処置与え方について簡潔に記されたもの
• 毛布、ベッド、巣作りに必要な素材
• おもちゃ
• ペットの写真(名前付き)を防水バッグへ
• かかりつけの獣医の連絡先、地域のアニマルシェルター、自治体、ペット預かり施設の連絡先
3.避難計画を練習してみましょう
避難計画に沿い練習することも準備の中で極めて大切なことです。練習をすることで計画を熟知し、本当に非常事態が起こったときにパニックを予防することができます。
「ペット緊急計画」がどのように働くか、こちらのビデオ(英語)をご覧ください。
「ペット緊急計画」を実行に移しましょう
• 小さなペットは緊急時、最初の段階で対応します。避難するか判断する際手元にいるようにしましょう。
• 安全なエリアにある預かり施設に確認の電話を入れます。
• ペット非常キットを車に積みます。
• ペットの避難準備に少し時間がかかるペットもいます。
• 鳥、ウサギ、モルモット、ねずみあるいはその他の手のひらサイズのペットはしっかりした箱に通気用の穴をあけ入れます。
• 魚は広い口の水差しにしっかりフタをして入れます。水差しには2/3ほどの水を入れます。時々ストローで水に空気を送りこみます。
• カエルは2.5cmほどの水が入ったフタに通気孔のある小さな容器に入れます。
• ヘビとトカゲのはしっかりとしたフタに通気孔のあるのある容器が必要です。袋か枕カバーを代用することも可能です。その場合は口が開かないようしっかりと閉じます。
• 家禽や大型の鳥は煙に影響を受け易いので、ケージに合う大きさの麻袋などを用意します。使用時にカバーを水にぬらしケージの外側を保護します。
ペットを置いてかなければならない時
絶対に避難させることが不可能な場合を除き、ペットを置いてゆくべきではありません。置いて行くことを避けるために、危険レベルが上がる前にペットを避難させることを検討しましょう。もし状況によりあなたがペットを置いてゆくことを指示された場合、以下の点に気をつけます。
• ペットをつながないこと。危険が差し迫った時逃げることができません。
• エサと水を最低1週間分用意します。容器がひっくり返らないように数箇所に置きます。
• ペットの身元が分かるようにします(首輪にIDタグやマイクロチップ装着など)
• 玄関または郵便受けに連絡先の電話番号、種別、名前、写真、およそ家どのあたりにいるか、何匹いるか、を書いたメモを残します。
• 鳥は1回に与えるエサの量が決まっているフィーダー(給餌器)が必要になりますが、どのペットについてもフィーダーがあることが望ましいでしょう。
• 洪水の場合は、高い場所たとえば化粧テーブルや棚などにエサや水を置き、そこへアクセスできるよう重い椅子やベンチを置きます。
もしペットを屋外に置いてゆく場合
• 水道や電力に頼らない方法で、十分な水を確保できるようにしましょう。
• 森林火災の場合、鉄のフェンスがあり、放牧できるパドック(牛、馬小屋に併設された運動場)飲み水にとともに移動させます。できれば家屋の近くで日陰があれば尚良いです。家禽は一時的に囲いやおりに入れてもかまいません。
• 洪水の場合、ペットを十分な自然素材のエサとともに高い土地へ移動させます。長引く場合は、追加のエサを補充する必要があります。
• 深刻な嵐(雹を含む)またはサイクロンの場合、ペットを頑丈な納屋や物置、あるいは覆いのあるおりなどへ移動させます。
• 馬を馬小屋や狭い柵のある庭に閉じ込めないで下さい。乗馬練習場、放牧できるパドックやそれに近いものがベストです。
• 目立つ馬衣や馬着にあなたの携帯電話番号を入れておくとペットを他の場所へ移動させる時や迷子となったとき役に立ちます。
• 化学繊維の馬用毛布は避けましょう。
• 最低5日分の干し草を用意あるいは牧草にアクセスできるようにしておきます。
情報を手に入れましょう
• 状況を理解することはあなたと家族、ペットの安全、とりわけ安全に避難するための決断を下す際役に立ちますので、情報を入手できるようにしましょう。
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