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  • 2014年02月20日

  • 老齢犬の扱い方


  • コラム出典: Caring for an Old Dog
    http://www.vetinfo.com/caring-for-old-dog.html

    年老いたイヌには多くの変化があらわれ、病気にかかる機会がより多くなるようです。また老齢犬特有の病気も多く存在するため、さらに注意を払い、専用の食事を与えることが大切です。老齢犬にとって必要な世話をしてあげることで、老年を楽しく過ごせる手助けをしてあげましょう。

    老化現象
    イヌの年齢が7-8歳になると中年犬と言うことができますが、大型犬では5歳くらいで中年犬になることもあります。

    主な老化現象には以下の症状が挙げられます。
    ・動きの鈍化
    ・白髪
    ・関節痛
    ・行動力の低下
    ・食欲減退
    ・うつ状態

    これらの症状は、特別な治療が必要な老齢犬病を付随することもあります。

    老齢犬病
    老齢犬病の中でいちばん一般的なのはガン、関節炎そして歯の問題です。

    3歳くらいから虫歯があらわれ、痛みや赤み、歯茎の腫れ、歯周病、歯石そして口臭などが見られるようになります。虫歯になるとエサをあまり噛まなくなったり、噛まずに呑み込む原因となるため、消化問題にまで発展する可能性もあります。

    口腔内が細菌感染すると、細菌は簡単に血液中に入りこんで内臓に影響を与えます。

    イヌが手入れや歯を時々磨いたりしても、飼い主が歯を磨いてあげて歯茎に赤みや腫れがないか、歯石がついていないかなど、時間をかけてチェックしてください。専門家に口腔内を洗浄してもらい、強い痛みを与えている原因となる虫歯を抜いてもらうのもいいかもしれません。

    ガンは体の一部にできる悪性腫瘍で、血流に乗ってほかの部位へと広がっていきます。例え取り除いたとしても、再発する可能性があります。

    ガンを患った場合は、放射線治療や化学療法などの治療が役に立つことがあります。

    関節炎は治療不可能です。関節痛や関節病のあるイヌはいろいろな活動ができなくなります。不快感を和らげるためには、鎮痛剤を使用するのがいいでしょう。

    老齢犬食
    老齢犬への食事は、健康状態を見て決めます。病気によっては処方された食事が必要になることもあるため、どのような食事を与えればいいのかを獣医師に相談しましょう。

    老齢犬には、しっとりしたタイプの食事がより適しています。比較的消化しやすく、肝臓や腎臓の病気が進展するリスクが減るかもしれません。

    年を取るにつれて運動量は減少していきます。肥満を避けるためにも摂取するカロリーを調整してください。

    サプリメントと抗酸化物質も老齢犬食には大切です。抗酸化物質は脳や神経組織をよい状態に保ちます。

    老齢犬は免疫力が低下しているので、獣医師が免疫を高めるものを薦めることもあります。

    予防ができる老齢犬の病気もいくつかあります。毎日の歯磨きや定期的な運動は、健康な状態をより長く維持することができます。また例え外観に変化がなくても、少なくとも1年に1回の定期検査を受けさせてください。病気の早期発見は病状の悪化を防ぎます。