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  • 2011年05月25日

  • 上手な薬のあげ方 -ネコ-


  • ペットは人間と違い、自分からすすんで薬を飲んでくれることはほとんどありません。エサや飲み物に混ぜて与える方法もありますが、味覚や嗅覚が人間よりも鋭いことが多いため、敏感に察知して拒否することもあり、またそれがトラウマとなって次回から警戒されることも。
    ここで紹介している方法はごく一部です。ペットはそれぞれに性格も違いますから、この方法にとらわれることなく、自分のペットにいちばん合った方法を試してみてください。
    それでも、どうしてもペットが薬を飲もうとしない場合は、お医者さんに相談してみるのがいいでしょう。

    ネコに上手に薬をあげる方法

    ◆錠剤
    1.片手でネコの頭を上から包み込むようにつかみます。
    2.親指と人差し指を犬歯の後に差し込むように押さえ、鼻が上を向くようにゆっくりと頭を後に傾けます。
    3.もう一方の手の親指と人差し指で薬をつまみ、残りの3本の指で口を押し開き、口の奥の方へ錠剤を入れます。このとき、あまり奥に入れ過ぎると気管に入りこむこともありますので注意してください。
    4.口を閉じさせて鼻先を上に向け、のどをなでて薬を飲み込ませます。このとき、口をつかんだままにしておくと、そのまま飲み込むことが多いようです。

    ◆粉剤
    1.片手で口を閉じさせたまま、もう一方の手で口の端の部分を外側に引っ張ります。
    2.口の中の歯とほっぺたの間にスプーンなどに乗せた粉剤を入れます。
    3.ほっぺたを外からもんで、粉剤と唾液を混ぜ合わせて飲み込ませます。
    4.食べ物や飲み物に混ぜたり、水に溶かして液剤と同じように飲ませることもできます。

    ◆液剤
    1.頭をアゴの下から少し持ち上げるようにして持ちます。
    2.もう一方の手にスポイトまたは注射器(シリンジ)を持ち、犬歯の後に差し込んでゆっくりと流し入れます。
    3.口を閉じた状態のまま鼻先を少し上に持ち上げ、そのままの状態をキープして薬を飲み込ませます。
    4.薬がなくなるまで、2と3の手順を繰り返します。

    ◆目薬
    1.頭をアゴの下から少し持ち上げるようにして持ちます。このとき、目薬が視界に入らないようにしてください。
    2.もう一方の手でほっぺたの肉を少し下に引っ張り、目薬を持った手の小指で上まぶたを少し引き上げるようにした状態のままできるだけ上部に点眼します。このとき、点眼器の先が目に触れないように注意してください。
    3.あふれた目薬は、目を閉じさせてふき取ります。