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ポイント!
投薬を勝手に中断しないでね。症状が再発してしまうよ。
甲状腺機能亢進症の治療薬。ホルモンの過剰分泌を抑え、正常な状態を長期的に維持させます。有効成分のメチマゾールは、アメリカFDAによってネコへの使用が認可されています。
メチメズ 5mg (90錠)
Methimez (Methimazole) - 5mg (3 x 30 Tablets)
販売価格(税込): 2530 円
オリジナル商品名 : フェリマゾール、メルカゾール(人間用医薬品)
製薬会社名 サン ファーマセウティカル
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
甲状腺機能亢進症
商品紹介 :
メチメズは、高齢のネコに発症の多い、甲状腺機能亢進症の治療薬です。
甲状腺機能亢進症は、喉にある甲状腺という内分泌器官から過剰な量の甲状腺ホルモンが分泌されるようになる疾患です。甲状腺ホルモンは身体の発育に関わっているほか、各臓器の働きを調整する役割があり、その過剰分泌は全身の臓器の働きを異常に活性化させ、活動的になる、食欲が旺盛になる、痩せる、多飲多尿、下痢や嘔吐、性格の変化などの症状をもたらします。
そのため、一見すると高齢にもかかわらず元気になったかのように見受けられがちですが、実際は異常に活性化させられた臓器に負担がかかっている状態であることから、最終的にはこれらの臓器に障害が起こり、全身衰弱、心臓、腎臓、肝臓といった器官の障害などによって命を落とすこともあります。
メチメズは、ネコの甲状腺機能亢進症の内科療法において第一選択薬とされているメチマゾール(チアマゾール)を有効成分とする抗甲状腺薬です。甲状腺におけるホルモンの過剰生成を阻害し、その分泌を抑制する作用があります。これによって体内のホルモン量が正常に保たれるようになることから、ホルモンの過剰分泌によるさまざまな症状を改善します。
甲状腺機能亢進症の治療は内科療法のほか、異常を引き起こしている甲状腺を切除する外科療法、そして少量の放射線を投与する放射線療法があります。いずれもしかるべき設備の整った動物病院にて熟練した獣医師による治療が必要となる上、対象となるネコに高齢のネコが多く施術における危険性が高いため、現時点では内科療法によって症状を効果的にコントロールすることが一般的となっています。
ただし、メチメズをはじめとした抗甲状腺薬での治療効果は、薬による甲状腺ホルモン生成の抑制です。そのため、薬の使用を中断した場合にはホルモン値が再び高くなり症状が再発するので、薬剤による治療は長期間にわたって継続する必要があります。
使用方法 :
※メチメズは動物用医薬品としても使用されている人間用医薬品となります。そのため実際の使用量に関してはかかりつけの獣医師に確認し、獣医師の指示に基づいた量を使用するようにしてください。
なお、下記はアメリカのFDA(食品医薬品局)によって提供されているメチマゾール錠(フェリマゾール)の使用量です。※
一般的な使用開始量として、1回2.5mgを12時間ごとに投与します。
使用開始から3週間が経過した時点で、血清中のサイロキシン(T4)値の測定結果および症状に応じて使用量を調整します。
使用量を増量する場合は、2.5mgずつ増量してください。
なお、1日の最大使用量は20mgとしますが、1回の投与量が10㎎を超えないよう分割して投与してください。
・メチマゾール、カルビマゾールおよび錠剤に付加されている成分に対して過敏症反応のあるネコへの使用は禁忌とされています。
・原発性肝疾患、腎不全のあるネコへは使用しないでください。
・自己免疫疾患のあるネコへは使用しないでください。
・血液学疾患(貧血、好中球減少症、リンパ球減少症、血小板減少症)、あるいは凝血異常のあるネコへは使用しないでください。
・妊娠中、授乳中のメスネコへの使用はしないでください。