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  • 2016年07月19日

  • ネコに運動をさせる方法


  • コラム出典: How to Exercise and Play with a Cat
    http://www.petmd.com/cat/wellness/evr_ct_exercising_with_your_cat_a_how_to_guide



    室内外のネコが運動不足ではないかと心配していませんか?ネコという動物は非常に新陳代謝が高く、座っているだけでもその恩恵を受けていますが(野生のライオンが木陰に座り込んでいる様子を思い浮かべてください)、怠惰で肥満につながる生活が定着してしまうことを避けるためにも、ある程度の運動が必要です。
    イヌと異なり、ネコをつなぎ紐につないで近所を歩き回ることはできません。 -- 中にはつながれて歩くことができるネコもいるでしょう。ただしそれを可能にするには小さい頃からトレーニングを繰り返すことが必要です。多少の想像力と失敗を繰り返すかもしれませが、あなたのネコをもっと活発にさせる方法を見つけることはできます。例えば一緒に遊んであげることも、その最適な方法です。必要なのはネコを楽しませ、活動的にさせるための独創的なアイデアだけです!

    なぜネコに運動が必要なのでしょうか
    適度な運動はペットにさまざまな恩恵をもたらします。健康的な体重や鍛えられた強靭な筋肉を作り上げるほか、集中力の向上にもつながります。また運動は飼い主と動物とが共に楽しんで一緒に行なうものなので、お互いの絆を深めるよい機会にもなります。時間、お金、そして負担をかけずネコを遊びに夢中にさせる方法はたくさんあります。

    年齢、体重、性格そして興味に基づいて、ネコが跳ねたりよじ登ったりする場所を選ぶことができます。中でもキャットタワーや爪とぎポールはこれに最適です。もし日曜大工が得意であればネコ用のジャングルジムを作ってあげてもいいですし、そうでなければ近所のペットショップやオンラインで購入してもいいでしょう。もしネコが興味を示さないようであれば、興味を引くようなにぎやかなものを探す必要があります。

    運動にはどのくらいの時間が必要でしょうか
    1日数回、1回10分から15分程度の時間をネコと活発に遊ぶ時間にしてみましょう。若いネコや子ネコは自ら遊び始めたり、興味を引くものを見つけるでしょう。若いネコは何にでも興味を示し、あなたが疲れてしまっても遊び続けたがるかもしれません。

    高齢、そして体重オーバーのネコに運動させることは簡単ではありません。これらのネコには長時間遊び続ける興味や体力はありませんが、1日の中で少しずつ運動することによってよい結果が得られることでしょう。もし高齢であったり、太っている場合は、1日数回、数分間の遊びから始めましょう。遊びの中でネコの興味を引くものがある場合には、パターンに変化を加え、少しずつ遊ぶ時間を長くしてみましょう。

    ネコとの遊び方:独創的な遊びを見つける方法
    一般的にネコは、狩猟本能を刺激する遊びをもっとも好みます。リモコンや電池で作動する小さなネズミのおもちゃは興味を引かせるのに最適ですが、電動式でなくても紐を引っ張って動かすだけでネコにとっては魅力的なおもちゃになります。同じように羽の付いている小鳥のおもちゃもあり、その多くはおもちゃについている棒や紐を使って、傷ついた小鳥(ネコがもっとも関心を持って忍び寄るもの)の動きを真似ることができます(ただし、羽の付いたおもちゃはネコが飲み込んでしまった場合に非常に危険な状態となる可能性があるので、飼い主が側にいる時以外は遊ばせないようにしてください)。それから多くの人が知っているように、子ネコは長い紐状のものが大好きです。長いリボンや靴紐、毛糸を床や閉めたドアの下(この場合はあなたとネコの間にドアがある状態とします)で、ネコが捕まえることができないように動かして遊んであげましょう。

    多くのネコは年を取るにつれて紐状のもので遊ぶことに興味を示さなくなりますが、すべてのネコがそうであるわけではありません。高齢のネコに対して試してみる価値はあるでしょう。遊びが終わったら紐やリボンは片付けます。急性の消化官閉鎖のほとんどは、遊んだ後に放置された紐をネコが誤って飲み込んでしまうことによるものであり、きちんと片付けられていれば避けられます。

    ほかにネコが喜んで遊ぶものに光線があります。もし小さな懐中電灯を持っていれば、ネコにその光線を追いかけさせましょう。レーザー・ポインターの小さな光線は、ネコが追いかけるのが大好きな虫に見せかけることができるので、ネコのおもちゃとしてはより好ましいでしょう。光線の位置を低く保ち、低い位置で追いかけさせるようにしましょう。さもなければ、ネコが棚の上などによじ登ったりした結果、棚に乗せていた装飾品が落ちて壊れてしまうことになりかねません。また光線が直接ネコの目に当たらないよう注意してください。

    家にあるものでネコを楽しませるものを見つけましょう。穴の開いた空の箱は楽しい『洞窟』や引っかいて遊ぶことのできるおもちゃになりますし、丸めた紙、特にガサガサと音のするティッシュタイプは打ちつけて遊ぶのに最適です。紙袋はネコがもぐりこんで遊ぶことができますが、ビニールバッグは窒息の事故を引き起こす可能性があるため遊ばせないようにしてください。プラスチックのリングのほかトイレットペーパーやペーパータオルの芯、ぬいぐるみなどもネコのおもちゃとして使用することができますが、誤飲によって窒息させる可能性のあるものを与えないよう注意してください。

    爪とぎポールやキャットタワーは、筋肉を使ってよじ登り、その過程で自然に爪の先をすり減らすように設計されています。もし家にスペースがある場合は、ネコが止まり木から止まり木に飛び移れるような障害コースを設置してみましょう。取り付けるだけの止まり木をオンラインで見つけて使用することもできますし、床から天井まで飛び移ることのできる棚を自分で作ってもいいでしょう。
    また飼い主の中には、よじ登ったりジャンプしながらして到達できる天井に近い位置に、ネコが見下ろすことのできる囲いのついた棚を作っている人もいます。もし裏庭がある場合には、車やほかの動物からの危険を気にせず遊べるように屋外ケージを購入したり、作ることもできます。

    あなたのネコが減量の必要がある場合は、ハムスターホイールのようなネコ用の運動ホイールもあります。運動ホイールは場所を取らず、疲れきるまで走らせることができます。

    いくらかの想像力と1日のうちの一部の時間をネコと一緒に遊んであげることで、ネコとあなたの両方が楽しく、健康的で喜びに満ちた生活を送ることができるでしょう。