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  • 2015年10月29日

  • ネコと妊娠


  • コラム出典: Cats and pregnancy
    http://icatcare.org/advice/cats-and-human-health/cats-and-pregnancy


    妊娠しているお母さんは、生まれてくる前のお腹の赤ちゃんの健康に対する心配ごとの比重が大きくなり、どこにいても見るものすべてが危険かもしれない、と思うようになります。

    ネコからトキソプラズマが移るかもしれないと、まるでそれがものすごく危険なようにあなたに忠告する人がいるかもしれません。でも慌てないで、真実を見極めてください。

    トキソプラズマはトキソプラズマ原虫と呼ばれる寄生虫の感染で発症します。もし妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合は、胎児の発育に問題を起こすおそれがあります。とはいえ、ネコが感染した野生生物を食べた場合はこの寄生虫をもたらす可能性がありますが、感染後2週間以内の糞便によってのみ感染するため、これを口にしない限りは人間に移る可能性はありません。ですから生肉や洗っていない野菜は感染リスクが高い一方で、ネコがトキソプラズマに感染するリスクはあまりないのです。この問題を避けるための簡単な注意がいくつかあります。

    砂箱は毎日清潔に。妊娠中はほかの人に砂箱の掃除を頼むか、自分でする場合はゴム手袋をはめましょう。

    • 台所にネコを入れない、定期的に手を洗うなど、ごく普通の衛生に関する注意を守りましょう。

    庭いじりをする際はゴム手袋をしましょう。野菜はしっかり洗いましょう。

    生肉に触れた後は手を洗い、肉はしっかりと調理しましょう。

    心配しているような問題はほとんど起こらず、簡単な衛生的な注意を守れば容易に防げます。心配であれば、医者にさらに詳しいことを聞いてみてください。それでもまだ安心できない場合は、トキソプラズマ協会を設立したトミーズ・キャンペーンに連絡してください。

    またネコに回虫がいないことも大切です。定期的に寄生虫治療を行なって最新の状態にし、ごく普通の衛生的な注意を守れば、ネコがもたらすリスクはあなたほど多くありません。