カルボキシメチルセルロース・ナトリウム Sodium Carboxymethylcellulose
成分説明
別名カルロース、またはCMCとも呼ばれているセルロース・ガムのひとつです。水やお湯に溶解しやすく、溶解した後にその分子同士の結合の間に水分を含むことによって粘ちょうな糊液へと変化します。
カルボキシメチルセルロース・ナトリウムの糊液は無味無臭、そして無毒であるうえ粘性が高く、また乳化分散性に優れているという特性があります。そのため、食品に粘りやとろみをつける増粘剤や乳化剤などの食品添加物として、アイスクリームやチョコレートミルク、練乳、マーガリン、カスタードクリーム、ソース類といった食品に広く取り入れられています。
また、溶解させる水の量によっては接着性のある透明な被膜を形成することから、医薬品の分野ではその特性を活かして目の表面に水分を保持し、目を乾燥や刺激から保護する目薬の成分として一般的に用いられています。そのほか、その粘性が天然糊剤よりも強く、また温度や経日、そして科学作用に対する粘度の変化や腐敗が少ないために、繊維や建材、製紙、土木などのさまざまな分野でも広く活用されています。
成分分類
その他
適応
白内障
副作用
一時的な目のかすみ、軽度の灼熱感、刺痛、刺激
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