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- 2013年04月26日
アレルギーシーズンに向けた早めの対策
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コラム出典: Fully Vetted from petMD
http://www.petmd.com/blogs/fullyvetted/2013/april/allergy-season-for-dogs-and-cats
獣医師である私自身のアレルギー症状の現れ方は、季節によって異なります。抗ヒスタミン剤がなければ1年中鼻水が出るので、おそらく室内の何らかのアレルゲンが原因ではないかと。また花粉が飛散する春はしんどいですね。周辺の木々はつぼみをつけ始めたばかりですが、おそらく春の嵐に乗ってどこか暖かい地方の花粉が運ばれて来ているのではないかと思います。初夏(牧草花粉の量が多くなる季節)は私にとってはさほどつらくありません。でもその後に晩夏と初秋、そして雑草花粉がやって来ます。「秋」という言葉を聞くだけでくしゃみがでるほどです。
いや、別に同情して欲しいわけではないのです。私のアレルギーの経験をペットのアレルギー症状と関連付けているだけです。なぜなら、この症状が良くなったり悪くなったりする状態は、激しいかゆみを伴うペットのアレルギー症状とよく似ていますから。もし飼っているペットが頻繁に体をかきむしったり、なめたり、噛んだりする様子がみられるようになったら、何らかの対策が必要なときです。なぜなら、症状が現れ始めたときが、一般的な治療法が最も効果があるときになるからです。
治療に加えて、皮膚のバリア機能を改善する努力も必要です。オメガ3脂肪酸を含んだサプリメントを使用することによって、バリア機能を高めることができるとされていますし、また外用のDermosecent Essential 6 Spot-OnやDuoxo Sebprrhea Spot-Onといったような商品にも効果があるとされています。これらの商品は全て市販薬で安全性にも優れています。オメガ3脂肪酸を含んだサプリメントの適切な使用量については深く研究がなされていないことから、犬や猫における使用に関しては、私はしばしば製品のラベルにある使用量に従うか、エイコサペンタン酸(EPA)の使用量である1日22mg/kgを目安にするように話しています。
アレルギーのある犬や猫に抗ヒスタミン剤を使用することについては、賛否両論があります。残念ながら、抗ヒスタミン剤は犬や猫においては人間ほど効果的ではありません。ただ、増悪した症状の改善目的ではなく、ほかの療法の補助療法として用いたり、症状の発現を抑制する目的で使用する価値はあります。通常、私は犬に対してはジフェンヒドラミン(2-4mg/Kgを8-12時間ごと)、猫に対してはクロルフェニラミンニラミン(猫1匹に対して2-4mg--体重(Kg)に対する割合ではなく-を1日2回)をよく選択します。しかし個々の動物に対してどの抗ヒスタミン剤がいちばん効果的であるかを決めるのは非常に困難です。おそらく3種類の異なる抗ヒスタミン剤を試した後、あきらめて抗ヒスタミン剤の種類すべてをかきだすことになるでしょう。
もし頻繁なシャンプー、必須脂肪酸サプリメント(経口/外用)の使用、そして抗ヒスタミン剤による治療でペットのアレルギー症状をコントロールできないようであれば、計画B、つまりアレルギーテストとテストに引き続く減感作療法やステロイド剤、シクロスポリン、そのほかの免疫抑制療法による治療に変更するときです。いずれにせよ、かかりつけの獣医師とペットに取って何が最善かをよく話し合うことが必要です。
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