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  • 2014年12月17日

  • あなたの家がペットに害を与えていませんか?


  • コラム出典: Is Your Home Harming Your Pet?
    http://www.pethealthinfo.org.uk/is-your-home-harming-your-pet



    飼い主の80%がペットの要求は大切だと考えており、そうでないにしても、家族の要求よりも大切だと思っているようです。しかしながら、ペットが歯擦音や噛みつきといった反社会的行動を取る場合、その原因が家にあると考える飼い主はほとんどいません、とペットフード製造者協会(PFMA)は言います。

    ペットは概して人間のために作られた環境で、私たちの忙しい日常生活に振り回されています。特にエサ、遊び、睡眠に関係するペットの自然の行動が順応しない場合、それが攻撃性、孤立、反社会行動の原因となります。

    PFMAが実施したアンケートでは、イヌやネコの飼い主の54%が人間と同じ食事時間にエサを与えているという結果が出ました。つまり、飼い主の食事時間に無理やり合わせていることになります。さらに、ほとんどのイヌが飼い主の寝室で寝ているということも判明しています。人間にとっては最高の空間ではありますが、必ずしもペットにとっても同じだとは限りません。誰にも邪魔されない深い睡眠が必要なイヌにはなおさらです。

    またネコの飼い主にいたっては、家の中にネコそれぞれの砂箱(ネコ用トイレ)が必要なのに加え、さらにもうひとつ必要だということがわかっていませんでした。さもないと、ネコは家の中の不適切な場所で排泄行為を行なうことにもなりかねません。

    ペットの生来の性質に適合するように、家の環境を少しだけ変えてみてください。そうすることで、行動や健康、幸福感が大きく変わるかもしれません。

    これをわかりやすく見せるため、PFMAはイヌ、ネコ、ウサギなどの視点から
    見たペットにとっての理想的な家をつくり、飼い主が理解しやすいようにする手伝いをしています。このペット行動主義心理学者との共同で設計されたイメージは、PFMAのウエブサイトで確認することができます。

    ペット行動主義心理学者であるピーター・ネヴィル博士は、「睡眠、精神的刺激、食欲そして排泄に影響をおよぼす家の中の要素は、ペットの気分に大きな影響を与えることがあります」と語ります。

    「飼い主がペットの要求について考えようとしなければ、ペットを変えることや、よりよい行動をさせることは難しいでしょう。ネコの寝床を高い場所や身近な棚の上に設けたり、あなたの外出中にイヌに刺激的なパズルおもちゃを与えるなどの小さな変化は、時としてペットの行動を大きく変えることがあります」。

    PFMAの最高責任者マイケル・ベリンガムは以下のように言います。「ほとんどの飼い主は、何がペットに必要かということを見失っており、また全力を尽くして飼い主に慣らさせようとしています。私たちの新しいホームページはペットを飼う上でのヒントや提案、またペットが飼い主のためにしてあげられることの実態がわかる情報センターとしてデザインされています」。

    PFMAは飼い主が www.pfma.org.uk にアクセスし、ネコがつくった家を見て、彼らの生活がいかに人間と違うかを知ることを奨励しています。