成分説明
食物に含まれている成分のうち、消化酵素で分解されない成分の総称です。古くから腸の蠕動( ぜんどう)運動の促進や腸管内の有害物質、老廃物などを排出する整腸作用が認められているほか、近年では肥満や糖尿病、高血圧などの予防効果もあると考えられています。

食物繊維には海草や果物などに多く含まれる水溶性食物繊維と、穀類や野菜などに多く含まれる不溶性食物繊維とがあります。水溶性食物繊維は植物の細胞内にある水に溶ける成分で、水分を含んでゲル化する性質があります。吸着性が高く腸管内の有害物質や老廃物を体外に排出することによる腸内環境改善作用があるほか、糖質の吸収を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を抑えることで糖尿病を予防する効果もあるとされています。
一方の不溶性食物繊維は、植物の細胞壁を構成している水に溶けない成分です。水分を吸収して膨張し、腸管壁を刺激するために腸の蠕動運動を促進し、り便通がよくなることで整腸作用も認められています。

成分分類
消化器系

適応
下痢

この成分を使用した商品
エビプロ・プラス(100mg)