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- 2019年01月24日
肥満とイヌの寿命の関係
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最近の研究では肥満のイヌは理想体重のイヌと比べて寿命が短い傾向にあると発表されました。肥満が愛犬の寿命を短くするかも知れません
出典 Science Daily Overweight dogs may live shorter lives
https://www.sciencedaily.com/releases/2019/01/190103110747.htm
2019年1月3日
リバプール大学
リバプール大学とマーズペットケアのウォルサムペット栄養学センターからの最近の研究によると体重過多のイヌは理想体重のイヌと比べて寿命が短い傾向にあると発表されました。
20年に渡る研究を振り返った結果についてVeterinary Internal Medicineジャーナルにて出版され、その中で理想的な体重のイヌと比較すると、太りすぎだった犬の寿命が最高2年半より短かったことが明らかになりました。
研究では50,000頭以上のもっとも人気のある12犬種が対象とされました。オスのジャーマンシェパードでは5ヶ月少なく、オスのヨークシャテリアでは2年6ヶ月少ないという差が見られましたが、肥満が与える影響はすべての犬種に見られました。
生活の質の低下
イギリスではおよそ1/4(26%)の家庭で、アメリカでは半数、(47.6%)の家庭でイヌが飼われていると概算されています。しかしながら友であるイヌへの愛情に反して、体重過多のイヌが持つ、深刻な健康への影響については多くの飼い主が知らないという懸念が高まっています。アメリカでは3頭に1頭の割合のイヌとネコが体重オーバーだという最近の数字からみれるように、ペットの肥満は着実に増えています。
研究ではイヌの体重増加の理由についてはなされていませんが、エサの与え方はペットの肥満と関連があります。最近のベター・シティー・フォーペットのアンケートによると過半数以上(54%)のネコとイヌの飼い主が欲しがる時はいつもえさを与え、さらに2割(22%)は喜ばせるために時おりエサを与えすぎているという結果が出ています。
研究共同著者であり、リバプール大学の小動物薬学の教授であるアレックス ジャーマン氏は、飼い主はしばしば飼いイヌの肥満に気づいていません、そして非常に多くの飼い主が健康に与える影響について気づいていないのです。気づいて欲しいことは、体重過多が、愛情こめて共に暮らしているペットに関節の病気、呼吸問題そしてある種のガンや生活の質の低下をもたらすということです。健康と健康な状態はペットがどのくらい長く生きるかに大きな影響を与えるのです。
多くの飼い主の方々にとってエサを与えること、とりわけ食べ残ったおいしいものや一口を与えることは、ペットへの愛情表現であるのです。イヌになにを与えるか注意することは長い目で見て健康を保ち、長くそばにいてあげられることになるのです。
残念ながらたった5人につき1人の飼い主が毎回量ってエサを与え、その他5人に4人(87%)の飼い主はどのくらい食べたいのかを推測して毎回与えているのです。
研究について
リバプール大学 WALTHAM研究は1994年4月から2015円9月の期間にバンフィールド・ペットホスピタルで治療を受けたイヌの人口統計、地理、臨床データに基づく観察に基づいたコホート研究の回顧録です。データは50,787頭のもっとも人気の高い12犬種、ダックスフント、シェパード、ゴールデンレトリーバー、ラブラドルレトリーバー、アメリカンコッカースパニエル、ビーグル、ボクサー、チワワ、ピットブルテリア、ポメラニアン、シーズー、ヨークシャーテリアから集計されています。各犬種において、飼い主が太りすぎていると申告したイヌと適正体重のイヌとで比較されています。
世界最大の動物一般診療としてバンフィールドは全米とプエルトリコで1,000以上の病院を運営し、年間300万以上の高品質の動物医療提供することに熱意をもっている動物医療チームから構成されています。データは本研究のために集められ人口統計上(犬種、性別または中性、生年月日)地理的データ(飼い主の郵便番号の緯度と経度)変数として(クリニックの訪問(訪問した日付、体重とあればその時の体調の記録)そして死んだ日付が加えられています。
血統ならびに生年月日については飼い主からの申告による要数で、クリニックのスタッフによる確認はなされませんでした。
健康的な体重管理
健康的な体重管理については、予防にまさるものはありません。肥満予防は早い段階で気づくことが大切です。愛犬が適正体重を維持できる簡単に取りかかれるいくつかの方法をご紹介します。
1. かかりつけの獣医に自分の飼いイヌの適正体重を確認しましょう ― 獣医は子犬からシニア犬にいたるまでエサの適量をアドバイスしてくれます。
2. 十分な運動をさせましょう ― 必要運動量はサイズと犬種によります
3. テーブルからおこぼれをあげるのはやめましょう ― 人間の食べるものすべてが犬にとって安全ではなく、中には致命的となるものもあります。
4. イヌの体重を計りましょう ― たとえわずかな体重増加でもイヌの健康にとって大きな影響となります。
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