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  • 2015年02月05日

  • 猫の下痢を医者に診てもらうタイミングは?


  • コラム出典: When Does Cat Diarrhea Require Veterinary Care?
    http://www.vetinfo.com/cat-diarrhea-veterinary-care.html



    猫の下痢は小さな問題で起こりますが、もっと深刻な状態の症状が起こることもあります。下痢は病気ではありません。目に見えない問題や病気の症状なのです。

    例え軽度にせよ下痢をそのままにしておくと、死に至る場合もあります。

    猫の下痢の原因
    胃のむかつきが原因による下痢は、ウエットタイプのキャットフードなどを食べた際に起こる反応だと考えられます。風土性の真菌、寄生虫、猫白血病も下痢を引き起こすことがあります。

    ほかに下痢が起こる原因としては、過敏性大腸症候群、すい臓機能欠如、中毒(コウジムシ、鉤虫、回虫、ジアルジアなど)、ジステンパー、免疫不全ウイルス、白血病などがあります。

    下痢を獣医に診察してもらうタイミング
    軟便だけでは獣医に連れて行くのに充分な理由だとは言えないでしょう。しかし下痢に伴って以下の症状が見られる場合は、獣医の診察を受けてください。
    ・嘔吐
    ・脱水
    ・体重減少
    ・発熱
    ・体力欠如
    ・水様下痢、血を含む下痢:下痢便に血が含まれる場合は、腸管の出血が考えられます。
    ・猫の年齢:特に高齢または若い猫
    ・腸の活動による放屁が同時にある場合
    ・48時間以上継続した下痢
    ・24時間以内に8回以上の下痢または軟便
    ・痛がっている様子がみられる
    ・呼吸困難
    ・毒物摂取の疑いがある場合

    下痢の原因追究
    下痢で獣医に猫を連れて行った場合、根底の原因を確認するためにいくつかの検査が行なわれます。

    健康診断を実施し、寄生虫が原因である可能性を除外して獣医は便のサンプルを分析します。おもちゃなど、食べ物以外を摂取していないかどうかを確認するためにX線撮影をすることもあります。

    下痢の場合の多くは特定のウイルスまたは状態の検査で、血液検査、X線撮影、検便、腸の生検、甲状腺検査、腹部検査手術などが行なわれます。

    下痢の治療
    例え結果が陰性であっても獣医は寄生虫治療を行なうことがあり、嘔吐止めのほか、腸管の感染や炎症を治療するための薬が処方されます。さらに水分や電解質を補給するための特別食を提案することもあるでしょう。

    下痢をしている猫は、症状が悪化しないようによく観察する必要があります。猫の状態が深刻かどうか判断できない場合には、いつでも獣医を訪ねてください。適切な手当てと治療を行なうことで、下痢をしている猫の状態は数日以内に回復に向かうことでしょう