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- 2013年09月26日
犬の目の炎症
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コラム出典: Eye Inflammation in Dogs
http://www.petmd.com/dog/conditions/eyes/c_dg_anterior_uveitis
犬の前部ブドウ膜炎
ブドウ膜は血管を含有する眼球前方の色の濃い組織で、炎症を起こすと疼痛が起こります。これは、臨床的に前部ブドウ膜炎(文字どおり目の前部の炎症)と呼ばれる症状で、犬の虹彩とその周囲の瞳孔組織に影響を及ぼし、その結果、犬の視力が奪われてしまう可能性もあります。
症状とタイプ
・痛み
・目の充血
・多量の流涙
・分泌物
・斜視
・瞳孔が異常に小さい、または形がいびつ
・眼球の腫れ
・目の前部が曇るまたは濁る
・虹彩の色が均一でない、または通常と異なる場合がある
原因
前部ブドウ膜炎は、以下を含むさまざまな原因で起こる可能性があります。
・自己免疫疾患
・腫瘍
・癌
・外傷または損傷
・代謝性疾患
・水晶体蛋白質が眼球内の液体に漏出
・感染症:
・寄生虫
・真菌
・細菌
・トキソプラズマ病(寄生虫が原因の複数の臓器にまたがる病気)
・リケッチア(ダニ、ノミ、シラミの多くに見られる寄生虫病)
ウィルスも動物の前部ブドウ膜炎の原因となりますが、ウィルスの病原体は種によって異なります。イヌヘルペスウィルス、イヌジステンパーウィルス、イヌアデノウィルスが犬にこの疾患を引き起こします。なお、イヌアデノウィルス1型はワクチンで予防可能なことに留意することが重要です。
診断
担当獣医にこれまでの病歴を漏れなく伝えましょう。その後、犬の検診を行ないますが、通常、獣医は目の検査に特別な機器(眼底鏡)を使います。眼球内部の前部と後部を検査し、眼圧を測定します。全血球計算と生化学的検査の指示も出されるでしょう。これは自己免疫疾患、感染性微生物、そのほかの疾患を確認するために使われます。診断にはそのほかに目の超音波やX線検査、目の吸引物の顕微鏡検査も行なわれます。
治療
治療方針は診断に基づいて決められます。しかし一般的には、点眼薬や軟膏を処方し犬の目に使用したり、痛みや炎症を抑える経口薬が用いられます。
疾患の原因によっては、特別な治療が勧められます。例えば、炎症が見られる場合、局所抗生物質が処方されます。根本原因が真菌の場合、抗真菌剤が処方されます。
ごくまれに(例えば、腫瘍が緑内障などの二次性合併症を起こしている場合)、獣医は目の外科的摘出を勧める場合もあります。
生活と管理
獣医の指示すべてに注意を払いましょう。犬の目に薬をつけるのは難しいことですが、自分のペットが長く視力を維持するために必要なことです。毎日時間をかけて犬の目をじっくり観察し、変化がないかどうか調べましょう。獣医が定期的に目を診察できるよう、継続して診察を受けてください。
ペットが暮らしている環境を点検することも大切です。そこでは、炎症、特に真菌の炎症に感染する可能性はないでしょうか?ペットの住環境を多少変えることが必要な場合もあります。
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