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  • 2024年04月10日

  • 犬の季節性アレルギー


  • 出典 PetMD Seasonal Allergies in Dogs 
    https://www.petmd.com/dog/conditions/skin/seasonal-allergies-dogs
    By Michelle Diener, DVM on Apr. 21, 2023


    犬の季節性アレルギー


    犬の季節性アレルギーとは?


    犬は、環境にある様々なもの、例えば木と草の花粉からアレルギーを起こすことがあります。

    もし、犬に特定の季節(例えば春と秋)の間にだけアレルギー症状が出る場合は、通年性のアレルギーではなく、季節性アレルギーが疑われます。これはその犬が一年の中で特定の期間にのみ、環境にあるアレルゲンに対しアレルギーがあることを意味します

    季節性アレルギーを持つ犬は、決まった場所(例えば足)に痒みが出るか、または体中に痒みが出ます。一年の特定の時期に様々な環境アレルゲンに曝されると、耳の感染症や皮膚の感染症が繰り返し発症することがあります。

    季節性アレルギーは、通年の環境アレルギーや食物アレルギーとは異なります。その犬が何に対するアレルギーなのか、特定のアレルゲンがいつ周りで見られるのかによる為、症状が1年の中で特定の期間に限られるからです。対照的に、通年性のアレルギーの犬には、長く一年中、皮膚に問題が見られます。

    通年性のアレルギーを持つ犬は春(3月から5月)と秋(9月から11月)に症状が出ますが、場所と季節によって異なります。



    犬における季節性アレルギーの種類


    一般的に以下のアレルゲンが犬の季節性アレルギーの原因となります。

    ・草の花粉
    ・樹木の花粉
    ・雑草の花粉
    ・カビと酵母(イースト)
    ・家ダニと貯蔵庫ダニ(訳注/海外で粉類の中に多く見られる)
    ・ノミ、ノミ刺咬性皮膚炎を引き起こす



    犬における季節性アレルギーの症状


    症状は犬によって異なりますが、以下の症状が見られるかもしれません。

    ・過度に舐める行為、通常足への行為が見られますが、舐める行為は身体のどの場所でもありえます。

    ・皮膚を過剰に舐める箇所の毛の、唾液による変色

    ・噛む/かじる行為

    ・ひっかく行為

    ・脱毛

    ・皮膚の赤み

    ・かさぶた

    ・湿った皮膚

    ・皮膚の黒ずみ(黒く色素沈着した皮膚)

    ・皮膚が厚くなる(象皮様)

    ・皮膚や耳の異臭

    ・頭を振る

    ・耳、目または顔を掻く

    ・肛門嚢が問題のある続発性のアレルギーとなっているため、お尻歩き、または肛門を舐める行為を繰り返す

    ・涙ぐんだ目

    ・逆くしゃみ


    季節性アレルギーによる犬の体に最も影響が出やすい部分は足(特に指と指の間)、手足、口、耳、腹部、足の付け根(股間)、腋の下、尾と目のあたりです。



    犬の季節性アレルギーの原因


    季節性のアレルギーを患っている犬は環境内にある特定のアレルゲンに対し過敏な免疫システムを持っています。アレルゲンの数値が高い時、犬の免疫システムが誘因となり、アレルギー性反応と症状の進行を引き起こすのです。



    獣医師はどのように犬における季節性アレルギーを診断するのか


    季節性アレルギーは診察結果と症状、そして毎年同じ季節の間に繰り返し現れる症状と感染症の経歴により診断されます。
    季節性アレルギーと診断するには、他の似た症状を起こす皮膚疾患、例えば皮膚につくダニ、ノミ、あるいは食物アレルギーは除外されなければなりません。もし激しい痒み、赤み、そして脱毛の症状がある犬にノミが見つかった場合は、ノミアレルギーが診断されます。そして症状が消散するか見るために効果的なノミとダニ予防そしてかゆみ止めの薬が施されます。



    犬における季節性アレルギーの治療


    季節性のアレルギーは慢性疾患で、治療法がありません。しかしながら愛犬を快適に保つ為の症状を管理し治療する以下の方法があります。


    年間を通してのノミとダニ予防
    例 ネクストガード、シンパリカ、ブラベクト、セレスト(ノミ取り首輪)、そしてK9アドバンティックスII 

    かゆみ止め薬
    例 アポキル、サイトポイントそしてプレドニソンは起こっている痒みを和らげ、突発の痒みを管理する為に処方されます。もし痒みをコントロールできるなら、犬の快適さを保て、2次的な皮膚感染のリスクを軽減できます。

    ●アレルギーシーズンが終了したら過去の症状に基き、犬へかゆみ止め薬をアレルギーシーズンが始まる1ヶ月前からアレルギーシーズンが終了後1ヶ月まで投与します。
     ・もし、かゆみ止め薬で痒みを完全にコントロールできない場合は、リカバリーコーン(訳注・エリザベスカラー)を犬が体を舐めたり噛んだりするのを防止する為に、着けさせるべきです。

    オメガ3脂肪酸(フィッシュオイル)サプリメント
      ・オメガ3脂肪酸サプリメントは、アレルギーシーズンの間、より頻繁に肛門絞りが必要となる犬の肛門腺の課題の助けにもなります。オメガ3脂肪酸サプリメントの効果が出るのは4週間から6週間なので、季節性アレルギーをもつ犬へは年間を通してこのサプリメントを与えることが最良でしょう。

    定期的な耳の掃除は、進行中の耳感染と耳感染の頻度や将来の感染の解消の手助けとなります。もし現在耳感染にかかっている場合は、かかりつけの獣医師の指示に基き耳の掃除と感染症の治療を行いましょう。感染症がない場合は、専用の日常使えるイヤクリーナー(エピオティック アドバンスドなど)で年間を通し2、3週間おきにメンテナンスとして犬の耳を掃除をしましょう。

    耳の治療薬は、犬の耳で細菌やイースト菌感染症を治療するために処方されます。治療後はかかりつけの獣医師より感染症が治ったか再確認してもらう経過観察をお忘れなく。

    経口薬は、犬に皮膚感染症が体の複数個所にある場合にしばしば必要となります。抗生物質(例えばクリンダマイシンとセファレキシン)は、細菌の皮膚感染を治療するために処方され、抗真菌性薬物(例えばケトコナゾール)は、菌性の皮膚感染(例えばイースト菌感染症)を治療するために処方されます。

    局所療法は皮膚(の症状)を落ち着かせ、皮膚感染の処置の手伝けに用いられることがあります。局所療法の種類は豊富で、抗菌および抗真菌性軟膏、シャンプー、コンディショナー、ムース、スプレーとワイプを含むオプションがあります。かかりつけの獣医師にあなたの愛犬のアレルギー症状と皮膚の状態に合う局所療法はどれか確認しましょう。



    季節性アレルギーを持つ犬への免疫療法


    免疫療法はアレルギーテストの結果に基き、 アレルギー注射かアレルギー経口点滴剤どちらなのか構成されます。犬にもっともアレルギー反応が出る環境アレルゲンの判断は、どこに住んでいるか、獣医師が使用する専用の血液検査が犬の環境アレルギーの検査に基きます。

    アレルギー血液検査に加えて、獣医皮膚科医が少量の様々な環境アレルゲンを犬の皮膚の特定の箇所に注入する皮内試験も行われます。その後、注射部位は一定期間にわたって皮膚反応の徴候を観察されます。もし反応が見られた場合は、その犬はその部位に注射されたアレルゲンに対してアレルギーを持っている可能性が高いということになります。

    アレルギー(血液)検査や皮内試験は、季節性アレルギーの診断を出す為に行われるものではないということを留意しておくことは大切です。これらはむしろ、季節性アレルギーを持つと診断された犬の免疫療法を構築するために使われます。免疫治療の目的は、犬のアレルギー症状の引き金となる環境アレルゲンに対する反応を鈍らせることです。免疫治療は通常、長期間維持(投与)量が与えられます。

    犬を特定のアレルゲンに触れさせないよう制限することは難しいことです。木、草または雑草からの花粉はたやすく家に入ってきます。犬の足を家に入る前に拭くことは時により有効です。



    犬の季節性アレルギーの回復と管理


    季節性アレルギーは治癒できるものではないため、犬にとってだけでなく、犬の保護者にとってもやっかいなものです。しかしながら、幸いにも季節性アレルギー、症状は、どの季節が犬の症状を誘発するか知り、各アレルギー・シーズンの始まりの前に処置を始めることによって管理することが可能です。かゆみ止め薬は2次皮膚感染症につながる、皮膚を掻いたり、舐めたり、噛む行為を犬がしないよう各季節を通して痒みを管理できるものでなければなりません。


    愛犬の耳を日常用のイヤクリーナーで年間を通し、2、3週間毎に掃除することは、耳感染症の進行リスクを最小限にする為に大切なことです。また愛犬が入浴した後、または水泳などの水遊びをした後には外耳道に入った水を取り除く耳の掃除をするべきです。そして、オメガ3脂肪酸サプリメントを年間を通して日々与えることは皮膚へのサポートとなります。季節性アレルギーの管理は、犬が反応を起すアレルゲンがない場所へ移動しない限り、生涯続くものとなります。


    次に上げる症状が愛犬にあるか年間を通して観察しましょう:


    ・痒み(掻く、舐める、かじる、噛む)
    ・頭を振るまたは、耳や目を足でしきりに触る
    ・皮膚損傷(赤み、かさぶた、厚くなったまたは黒く色素沈着した皮膚)
    ・皮膚または耳からの異臭


    もしこれらのどれかが見られる場合、獣医師の診察をできるだけ早く受けましょう。あなたの愛犬の皮膚の状態はアレルギー症状が管理されていない場合、どんどん悪化してしまいます。もし愛犬が舐める、または噛んでいたら、診察まで皮膚の症状悪化防止のため、エリザベスカラーを装着させましょう。獣医師はあなたの愛犬に皮膚または耳の感染症がある場合、より快適となるための治療の処置をするでしょう。犬のアレルギー症状の管理は、治療と皮膚に問題が生じた時は獣医師への連絡すること、それが季節性アレルギーを持つ犬を助ける最も効果的な方法となります。



    以上。