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  • 2014年07月23日

  • 犬のビタミンC


  • コラム出典: Vitamin C for Dogs
    http://www.vetinfo.com/vitamin-c-dogs.html


    犬のビタミンCに関する論争は山ほどあります。全体論的な獣医の何人かはビタミンCを推奨している一方で、ビタミンCは犬に害を与えると主張している獣医もいます。飼っている犬が健康的で栄養のバランスのとれた食事をしているのであれば、特にビタミンCを与える必要はないでしょう。しかしながら、ペットの多くはより害の多い製品が含まれた市販のエサを食べています。このような場合においては、ビタミンCを加えることで犬の健康が改善されるかもしれません。

    ビタミンCの使用

    ビタミンCはビタミンEを再生する抗酸化物質であり、身体の多くの場所でその効果を示します。人間とは異なり犬は体内でビタミンCを産生するため、食事に加える必要はありません。

    しかし犬が極度のストレスを感じ、自身でつくりだすよりも多くのビタミンCを必要とする場合には、主にビタミンCを与えることをおすすめします。また重篤な病気や環境的なストレスを被っている犬は、ビタミンCを与えることで健康の改善を示すこともあるため、一部の獣医は毎日与えることをすすめているのです。

    ビタミンCはまた、犬が運動で受けた傷のほかにも老化による関節や筋肉の痛みを和らげる抗炎症物質も含んでいます。

    ビタミンCに関するリスク

    ビタミンC摂取を促進している人でさえ、その過剰摂取に関するリスクについては理解しています。余分なビタミンCは腎臓に排泄されますが、大量に摂取した場合は鼓腸や下痢を引き起こすことがあります。その程度については、犬の年齢やサイズ、種類によってさまざまです。

    健康な犬にビタミンCを与えることは、健康な甲状腺を持つ犬に甲状腺薬を与えるようなのであり、過剰なビタミンC摂取による腎臓や肝臓の問題を引き起こすかもしれない、と評論家たちは主張しています。

    国家資源審議会は1980年代に犬におけるビタミンCに関する24の試験を行ない、そのすべての結論がビタミンCは犬の食事に使用されるべき栄養補助ではないというものでした。そのうちのひとつでは、ラブラドール・レトリバーの子イヌにおけるビタミンC添加と骨疾患の関係性が示されていました。しかし、ペットフード産業のために管理組織されたAAFCO(アメリカ飼料検査官協会)は、これらの研究は古すぎるとして1994年に無効とみなしています。

    健康的なエサを与える

    あなたのビタミンCに関するスタンスはどうあれ、健康的な食事というものは犬にはさほど重要ではないようです。エサに書かれている表示を読んでみてください。コーン、小麦、保存料はいずれも安いつなぎ材料であり、犬は消化することができないのでこれらの材料が含まれたエサは選ばないでください。犬のエサに含まれるべき3大成分のうちいちばん大切なのは、肉の副産物でない高水準のたんぱく質です。

    オメガ3脂肪酸などのサプリメントは犬の食事を強化しますが、もし高水準の栄養分やマルチビタミンがエサに含まれている場合は必要ありません。

    もし犬の食事を変えようと思っているのであれば、よく調査をしてください。犬は一匹一匹で違います。自分の犬にいちばん合った食事を与えるようにしてください。高品質の食事はペットが獣医を訪れる回数を減らし、その生活の質を改善するでしょう。ビタミンCは必要というわけではありませんが、健康的な食事には含まれていることがあります。