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  • 2013年09月12日

  • モルモットの生態②


  • 知能

    知能はさまざまな形で発揮されるものですが、モルモットの知能はあなたが想像もしないような形で現れるでしょう。例えば、彼らが独自の言語で会話をすることを知っていますか?モルモットは非常にさまざまな音と動作で構成された実に緻密な言語を持っています。しかし彼らには犬や猫のようにその知性を行動で示す知識がないため、多くの人が彼らを調教することは不可能であると思い込んでいます。これはモルモットに関する誤った認識です。実際、彼らを調教することは実に簡単なことです。時間をかけて繰り返し調教することによって、ソファーをかじってはならないことを教えられますし、また彼らが必要としている関心を与えることもできます。

    繊細な精神面

    モルモットは生活において仲間と社交的な交流を必要とする動物です。そのため、あなたから関心を与えられることに対して、あるいは無関心でいられることに敏感に反応します。彼らは飼い主と遊ぶ時間のある生活を最も好みます。従って、何らかの理由によりそのような生活が維持されなくなった場合、引きこもる様子が見られるようになるでしょう。この無関心で置かれる時期が一時的なものであり、その時期が過ぎれば元のように楽しい生活に戻れるといったような考え方は彼らにはできません。もしあなたが夜遅くまで働く必要があったり、家を数日離れるようなことがある場合にはエサと排泄の世話だけでなく、精神面のサポートも提供できるようにしておきましょう。

    家での行動パターン

    モルモットを自然から引き離して飼い慣らすことはできますが、彼らの自然の行動を変えることはできません。モルモットは巣に潜り込むことが大好きですし、家の中で自由に放し飼いにされた場合には隅々を探索するでしょう。これは野生動物に備わっている習性のひとつで、モルモットも祖先からこの習性を引き継いでいます。このことを踏まえて、モルモットをペットとする場合には、檻から出した時に彼らが入れる場所と入れない場所とを区別するようにしてください。またモルモットを入れる場所が彼らにとって安全であることも大切です。

    子供はしばしば騒々しく乱暴ですが、モルモットの繊細な聴力と慎重に接することの重要性を理解すればすぐに友達になることができるでしょう。また、モルモットにケガをさせないような方法で子供たちが一緒に遊ぶことができれば、子供たちとモルモットは非常に親密な仲間同士になれることでしょう。

    モルモットを飼育する上で最も重要なのは、彼らの生活が私たちと同様に集団生活の上に成り立っているということを理解することです。彼らの必要としている要求を満たしてあげれば、幸せで健康なモルモットをあなたの所属するコミュニティの一員として迎え入れることができるでしょう。