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- 2013年09月12日
モルモットの生態①
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コラム出典:petco
http://www.petco.com/Content/ArticleList/Article/30/19/1418/Natural-Guinea-Pig-Behavior.aspx
今までに何度も言われていますが、ギニアピッグ(モルモット)はギニア原産でもブタでもありません。モルモットは中米あるいは南米産の動物で、同類の動物の中でもっとも近いのは、アンデス山脈の岩場や乾燥した草原地域に生息している野生のテンジクネズミです。モルモットは1万年以上も前から家畜として飼育されてきたと言われていますが、人のそばでは非常におとなしくなる傾向があり、このことが彼らのかわいらしさのひとつでもあります。テンジクネズミは太古のインカ文明の頃から重宝されており、おそらくコロンブスの新世界発見後の航海によってヨーロッパへ渡ったと考えられています。
小さなピンと立った耳や優しい目、そしてその愛くるしい性格から、モルモットは子供たちに最も人気のあるペットのひとつとなっています。しかし、モルモットがテンジクネズミとかけ離れた生き物ではないということを知っている子供や大人はほとんどいません。そのため彼らの生態を理解するには、まずその行動をよく観察する必要があります。
かわいらしい、愛くるしい、そしてミステリアス?そのとおりです。小さな動物であるにもかかわらず、モルモットの生態は多くの謎に包まれています。モルモットは齧歯(げっし)動物に属するのでしょうか?原産地はどこなのでしょうか?そしてなぜギニアピッグ(モルモット)と呼ばれるようになったのでしょうか?
モルモットは、その品種名であるCavia Porcellusに基づいてCavies(テンジクネズミ)と呼ばれることもある齧歯(げっし)類に属する動物です。原産地は南米と言われていますが、なぜその名が付けられたかについてはいくつかの説があります。ある説によれば、ヨーロッパ人によってテンジクネズミが多く捕獲された南米の都市ガイアナを誤って発音したことによるものとされ、また別の説ではモルモットがオランダの商人によって古いヨーロッパの通貨である1ギニアで売買されたからである、とされています。また英語名にある「ピッグ」についても諸説がありますが、その外見が小さなブタのようであり、ブタのような鳴き声で鳴くことによる、というのが最も一般的な説のようです。
かつては裕福層のエキゾチックなペットであったモルモットには魔法のような能力があると信じられていました。原産地である南米では、モルモットには強い治癒力があると信じられています。私たちにとっては、単にその陽気で愛くるしい動作で私たちを楽しませてくれるペットでしかありません。しかし彼らはもともと用心深い動物なのです。そのため、この動物の信頼と愛情を獲得するには時間と忍耐が必要になりますが、いったんその信頼を獲得すれば、あなたの生活や活動に積極的に関わってくれるようになるでしょう。
群で生活する習性のある動物
犬と同様に、モルモットは集団で行動する習性のある社交的な動物です。集団生活の中で互いに助け合う様子が認められており、野生のモルモットにおいては群を作って行動することが知られています。さらに群同士の交流も頻繁であるとされ、ほかとの交流がないモルモットでは精神的なストレスが認められます。最初のうちは環境に満足し、周囲の様子に関心を持っているように見える一匹のモルモットでも、外の世界からの刺激やほかとの交流がない場合には、次第に関心を失っていく様子に多くの人が気づきます。彼らが人に懐きにくいという誤った認識は、テンジクネズミは人に構われることを好まない、という考えに基づいて、飼い主がモルモットに対して充分な関心を示さないことによるものです。社交的な性格のモルモットは、長期間無関心のまま放置されると内向的で物事に対して無関心となってしまいます。
エネルギーの塊
モルモットには飼い主からの関心だけでなく、遊ぶことも必要です。これは生来の社交的な性格とエネルギーの発散という二つの理由によります。若齢の場合は特に活発です。そのため1日中檻の中に閉じ込められたままであると欲求不満になり、塞ぎ込むようになるでしょう。彼らには自由に活動できる場所が必要なのです。モルモットが脚を思い切り延ばすことのできるような部屋やベビーサークル内に放してあげれば、どれだけ陽気な動物であるかを見ることができるでしょう。
モルモットの必要とする遊びとあなたの考える遊びとが必ずしも同じであるとは限らないことに注意してください。彼らにとって家具やコードをかじることは非常に楽しい遊びとなりますが、テーブルの脚や電気のコードをかじられて喜ぶ人はいないでしょう。遊ぶにあたって適切なしつけをし、エネルギーを発散させてあげることが必要不可欠です。
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