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ポイント!
薬の効果が最大限に発揮されるよう、空腹時に投与するように心がけてね!
販売終了 ネコ用アレルギー性皮膚炎治療薬。痒みや発疹、脱毛といった症状を改善し、良好な状態を長期的に維持します。
ネコ用アトピカ内用液(17ml)【販売終了】
Atopica Cat Oral Solution - 100mg/mL (17mL)
販売価格(税込): 17420 円
オリジナル商品名 : 猫用アトピカ内用液
製薬会社名 ノバルティス
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
アレルギー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎
商品紹介 :
新しいネコ用アレルギー性皮膚炎の治療薬です。従来から用いられている抗ヒスタミン剤やステロイド剤と異なり、重篤な副作用なしで長期間にわたって高い効果が認められるという点が評価されています。アメリカのFDA(食品医薬品局)によって、ネコのアレルギー皮膚炎に対する非ステロイド性の治療薬として唯一認可されている薬です。
アレルギー性皮膚炎とは、チリダニやイエダニ、花粉、カビの胞子などをはじめとした、ありとあらゆるアレルゲンの接触や摂取に対して、ネコの免疫機能が過剰に反応することにで発症する皮膚疾患です。激しい痒みを伴う発疹や皮膚の赤み、患部の脱毛、表皮や真皮の脱落などが一般的な症状として認められるようになるほか、ネコ自身が自らその痒みを和らげようと頭や患部を引っかいたり、床などにこすりつけたりする様子が見られるようになります。基本的にアレルギー症状は原因となるアレルゲンを避けることで大幅に改善されますが、中にはアレルゲンの特定が難しいものや、皮膚のバリア機能の低下、生活環境中のアレルゲンの増加といった複数の要因が複雑に絡み合っているアトピー性皮膚炎もあるため、治癒することは容易ではありません。
これまでネコのアレルギー性皮膚炎の治療には、炎症の増悪を抑制する効果のある抗ヒスタミン剤や、症状の抑制に優れた効果の認められるステロイド剤が使用されてきました。しかし、抗ヒスタミン剤は効果は認められているものの、それぞれのネコに適切薬剤を見つけるまでに時間がかかるという問題があり、またステロイド剤は長期的使用における重篤な副作用が問題となっていました。
これらのの治療薬における問題を解決する新しい治療薬としてFDAに認可されたのがネコ用アトピカ内用液です。有効成分のシクロスポリンは、免疫機能を活性化させる作用のあるリンパ球の働きを抑制し、その抗体産生能力を低下させる成分で、この働きによって免疫機能の過剰反応を抑制する効果を発揮し、その結果として症状の寛解期間を長期的に維持することを可能とします。また、同じくアレルギー性疾患の治療薬として広く使用されているステロイド剤と比較して長期的な使用における重篤な副作用の少ない点や、90%以上のネコが好むフレーバーに調整されているため、投薬が手軽に行なえることも飼い主の負担軽くする優れた点として評価されています。
使用方法 :
※下記はネコ用アトピカ内用液の使用方法のガイドラインです。実際の使用は獣医師の指示に基づいた適切な用法、用量で行なうようにしてください。
通常、体重1kgにつきシクロスポリン7mg(1kgにつき0.07mL)の投与が推奨されています。アトピカ内用液はエサに混ぜて与える以外に、直接経口投与することもできます。
エサに混ぜる場合は少量のエサに混ぜ、すべて食べ切れるように空腹状態の時に与えるようにしてください。
シリンジを用いて直接経口投与する場合には、シリンジを猫の口に挿しこみ、適量すべてが投与されるようにしてください。
使用開始時から症状の改善が認められるまでの4-8週間、毎日投与してください。また投与中は定期的に容態を観察し、ほかに適切な治療方法がないかを検討するようにしてください。
アレルギー皮膚炎の症状の管理が可能となった時点で、投与回数を2日に1回に切り替えることができます。2日に1回の投与で症状の管理が可能である場合には、獣医師の診断によって3日から4日に1回の投与にすることも可能です。
症状の寛解した状態が継続するようになった時点で、シクロスポリンの投与を中断させることも可能ですが、症状が再発した場合には毎日の投与から治療を再開する必要があります。また場合によっては治療を繰り返す必要もあります。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- 獣医師の処方による動物用処方箋薬
子供の手の届かない場所で保管してください。
動物の治療用としてのみ使用してください。
アトピカ® 100mg/mL 猫用内用液
有効成分:1mLにつき100mgのシクロスポリンが含まれています。
適応症:
猫の慢性アレルギー性皮膚炎治療薬です。
猫のアレルギー性皮膚炎は、好酸球性プラ-ク、頭部や頸部のすりむき、左右対称的に見られる脱毛、そして粟粒性皮膚炎などといった実にさまざまな症状をもたらします。しかしながらその代表的な症状となる痒み、皮膚の炎症などは、アレルギー性皮膚炎に限られたものではありません。そのため外部寄生虫感染症などアレルギー性皮膚炎と同様の症状があらわれるものは、その診断の段階で排除されなくてはならない要因となり、このような理由からアレルギー性皮膚炎の治療前、そして治療中においてノミの寄生に対する治療を行なうことが重要とされています。また治療前に、獣医師によってアレルギー性皮膚炎であることを断定するための全ての検査を実施するだけでなく、FeLV(猫白血病)感染症とFIV(猫免疫不全ウイルス)感染症に対する猫の免疫機能を計測することも必要です。
薬理学的特徴
アトピカはシクロスポリンを含んでいます。シクロスポリンは選択性免疫抑制剤で免疫細胞の中でも特にTリンパ球に対して可逆的に作用します。シクロスポリンはアレルギー性皮膚炎の治療において抗炎症と抗そう痒作用を発揮します。シクロスポリンにはTリンパ球を静止させ、インターロイキン-2やほかのサイトカインなどの放出に障害を与え、抗体刺激反応の遅延をもたらすことによる免疫反応抑制作用があります。また、皮膚に備わっている免疫組織の抗原提示作用を抑制する働きがあることも認められています。さらにシクロスポリンには好酸球の炎症部位における活性や、ケラチノサイトサイトカインの産生、ランゲルハンス細胞の機能、肥満細胞の脱顆粒によるヒスタミンや炎症を起因するサイトカインの放出などを阻止することによる免疫抑制作用も認められています。その反面、シクロスポリンには造血作用や貪食細胞の機能には影響を与える作用はありません。
吸収
シクロスポリンの生体利用率は約24-29%とされています。空腹時の直接投与や、エサに混ぜて投与した場合には1-2時間で最高血中濃度に達し、皮膚を含めた全身の各組織に広く分布します。食後に投与された場合には、その吸収が数時間遅れることが認められています。
代謝
シクロスポリンの代謝は主に肝臓のチトクローム(シトクローム)P-450によるものとなりますが、その一部は腸管でも代謝されます。代謝は基本的にヒドロキシル化と脱メチル化によるもので、代謝物のほとんどに有効性は認められません。主な排泄経路は便で、代謝物のうちのわずかは不活性代謝物として尿中に排泄されます。半減期の長さ(約24時間)から継続投与による生体内蓄積がわずかながら認められています。投与開始から1週間以内に定常状態に達し、生体内蓄積要因は2-3とされています。
使用方法
使用禁忌
FeLV(猫白血病)やFIV(猫免疫不全ウイルス)に感染している猫における使用は禁忌とされています。
がんに進行する可能性のある悪性疾患や、進行性の悪性疾患の既往歴がある猫における使用は禁忌とされています。
生後6ヵ月未満の子猫や体重が2.3kg未満の猫におけるシクロスポリンの有効性と安全性は確認されていません。そのためこれらに該当する猫への使用は禁忌とされています。
純血種産生のための雄猫や妊娠中、授乳中の雌猫に対する安全性については調査されていません。動物実験において、母体毒性を超過したシクロスポリンの投与による催奇性が認められていますが、認容範囲内の投与における催奇性は認められていません。動物実験においてシクロスポリンは胎盤関門を通過し、また母乳中に排出されることが確認されています。そのため繁殖、妊娠、授乳中の猫への投与は、獣医師によって有益性が危険性を上回ると判断された上で行なってください。
使用上の注意
シクロスポリンは血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。糖尿病の猫への使用における影響は確認されていません。そのため糖尿病の猫へのシクロスポリンの投与には注意が必要とされています。
シクロスポリンに腫瘍を誘発する性質はありませんが、T-リンパ球の働きを阻害する作用があるため、その使用によって臨床的に悪性とされる症状が引き起こされる可能性が高められることがあります。シクロスポリンの投与中にリンパ腺腫が認められた場合には症状に対する精密検査を行なうことが推奨され、場合によっては投与を中断する必要が生じることもあります。
トキソプラズマに血清学的陰性である猫が、シクロスポリンの投与中にトキソプラズマに感染した場合、重度のトキソプラズマ症に陥る可能性があり、最悪の場合には死に至ることもあるとされています。そのためトキソプラズマに血清学的陰性である猫対してシクロスポリンによる治療を行う場合には感染への危険性を最小限に抑える努力(例:猫を屋外に出さない、生肉や残飯などを摂取することを避けるなど)をする必要があります。試験室における実験においてシクロスポリンにはトキソプラズマの卵母細胞の減数分裂を促進する作用は認められていません。重度のトキソプラズマ症や全身性の疾患が認められる猫においてはシクロスポリンによる治療を中断し、適切な治療を実施する必要があるとされています。
シクロスポリンは免疫抑制剤であるため、感染症はシクロスポリンを投与する前に治療する必要があります。シクロスポリンの治療中に発症し多感染症に対しては、それが重症のものでない限りシクロスポリンによる治療を中断する必要はありません。
シクロスポリンの投与中に、ほかの免疫抑制剤を使用することは推奨されていません。
ほかの動物薬などとの相互作用
さまざまな薬剤が、シクロスポリンの代謝に関与する酵素、特にチトクロームP-450(CyP3A4)を阻害したり、逆に誘導することが知られています。アゾール系の化合物は猫におけるシクロスポリンの血中濃度を上昇させるとの報告があり、副作用の発現との関連が指摘されています。エリスロマイシンなどのマクロライド系薬剤はシクロスポリンの血中濃度を通常の倍にまで高めることがあります。抗けいれん剤や抗生物質(例:トリメトプリム/スルファメタジン)などの中にはシクロスポリンの代謝を促進するチトクロームP-450を誘導する性質があり、シクロスポリンの血中濃度を低下させる可能性があります。
シクロスポリンはサブストレイト(背景因子)であり、またMDR1P-糖タンパク輸送体を阻害する性質を持っています。そのためシクロスポリンとP-糖タンパク輸送体サブストレイトである大環状ラクトンなどの併用は、脳血液関門細胞による薬物の流出機能を低下させ、中枢性毒性を引き起こす可能性があります。臨床試験においてシクロスポリンとセラメクチン、またはミベルマイシンとを併用したネコにおいては、これらの薬剤の併用と神経毒性の関連性は認められていません。
シクロスポリンはアミノグリコシド系抗生物質とトリメトプリムによる腎毒性を増悪させる可能性があります。従ってこれらを有効成分とする薬剤とシクロスポリンの併用は推奨されていません。
アトピカ内用液による治療は、予防接種に対する抵抗性を弱める可能性があります。そのためシクロスポリンの投与中や投与前後2週間以内の予防接種は避けることが好ましいとされています。
過剰摂取
動物実験において1回40mg/kg(推奨されている投与量の5倍以上)までを経口投与した場合、特に副作用の発現は認められませんでした。
下記の副作用は1回24kg/kg(推奨されている投与量の3倍以上)の量を56日間継続した場合、または1回40mg/kg(推奨されている投与量の5倍以上)の量を6ヵ月以上継続した場合に認められたものです:
軟便、嘔吐、軽度から中度のリンパ球、フィブリノーゲン、活性化部分トロンボプラスチン時間の増加、血糖値のわずかな上昇、可逆性歯肉増殖。
通常、これらの症状の発生頻度と程度は投与する量と期間に比例するものでした。これらの症状に対する解毒剤はないため、過剰摂取の症状が認められた場合、その治療はそれぞれの症状に対する対処療法が取られるべきとされています。
副作用
臨床試験においては、シクロスポリン投与中の食欲の低下、体重減少が認められました。そのためシクロスポリンの投与中には定期的に体重を測定することが推奨されています。体重の大幅な減少は肝リピドーシスにつながることが報告されています。シクロスポリンによる治療中に体重の減少が続くような場合には、原因が解明されるまでシクロスポリンを投与しないことが推奨されています。
投与量および投与方法
体重1kgにつきシクロスポリン7mg(1kgにつき0.07mL)の投与が推奨されています。アトピカ内用液はエサに混ぜて与える以外に、直接経口投与することもできます。エサに混ぜる場合は少量のエサに混ぜ、すべて食べ切れるような空腹状態の時に与えるようにしてください。シリンジを用いて直接経口投与する場合には、シリンジを猫の口に挿しこみ、適量すべてが投与されるようにしてください。
アトピカ内用液は、使用開始時から症状の改善が認められるまでの4-8週間の間、毎日投与してください。投与中には定期的に容態を観察し、ほかに適切な治療方法がないかを検討するようにしてください。
アレルギー皮膚炎の症状の管理が可能となった時点で、投与回数を2日に1回に切り替えることができます。2日に1回の投与で症状の管理が可能である場合には、獣医師の診断によって3日から4日に1回の投与にすることも可能です。
症状の寛解した状態が継続するようになった時点で、シクロスポリンの投与を中断することも可能ですが、症状が再発した場合には毎日の投与から治療を再開する必要があります。また場合によっては治療を繰り返す必要があります。
投与方法(図を参照のこと)
用液の入ったボトルのふたを回して外します。ゴム栓を取り出し、調合用の部品を下図に従って組み立てます。猫の体重に基づいた適量を計り取ります。投与については、下記に記載する投与方法をよく読んでから行なってください。
調合部品の組み立て
調合部品は3つのパーツから成っています:
1. 薬液ボトル、ゴム栓、使用後にボトルを密封するためのチャイルド・ロック付きキャップ
2. ボトル口に挿し込んで使用するディップ・チューブ(浸漬管)付きプラスチック製アダプター。このアダプターは使用開始時に取りつけ、以降取り外すことのないようにしてください。
3. プラスチック製のアダプターに挿し込み、適量を計測する経口投与用シリンジ
チャイルド・ロック付きのふたを押しながら回し、ボトルのふたを取り外します。
ゴム栓を外し、廃棄します。
ボトルをテーブルなどの上におき、プラスチック製のアダプターをできるだけ奥までしっかりと挿し込みます。その後チャイルド・ロック付のふたでボトルを密封します。
適量の計測
1. チャイルド・ロック付のふたを押しながら回して取り外します(注:使用後には必ずこのチャイルド・ロック付のふたでボトルを密封するようにしてください)。
2. シリンジのピストンが完全にシリンジに挿し込まれているかどうかを確認します。
3. 容器を平らな面に置き、シリンジの先をプラスチック製のアダプターにしっかりと押し込みます。
4. ゆっくりとピストンを引き上げながら適量を計測します。
5. 計測後、シリンジをボトルから取り外します(注:使用量が1回の計量で測りきれないような場合には、適量を2回に分けて計測してください)。
6. シリンジをプラスチック製の取り外す時は、そっとひねって取り外すようにしてください。
計測した用液はシリンジを用いて直接経口投与するか、猫のエサにまわしかけて与えてください。
応急処置:もし中毒症状が見られた場合、ただちに医師か毒情報センター(電話:オーストラリア 13 1126;ニュージーランド 0800 764 766)に報告して下さい。
保管
30℃以下の室温で保管してください。15℃以下の場所では保管しないようにしてください。冷蔵庫で保管しないでください。ボトルを開封後から10週以内に使用しきるようにし、残った分は廃棄してください。ボトルは外箱に入れて保管してください。
保証
この動物薬の製造元は、購入者が商品を取扱い説明書に沿った正しい用途で使用している場合に限り、この薬が使用を推奨されている用途に適していることを保証します。
NOVARTIS ANIMAL HEALTH AUSTRALASIA PTY LIMITED
54 Waterloo Road,
NORTH RYDE NSW 2113
ノバルティス・カスタマー・アシスタンス オーストラリア
電話 1800 633 768 オーストラリアのフリーダイヤル
オーストラリア東部時間8:30amから5:30pm 月曜日から金曜日
APVMA 認証番号66305/53338
Novartis Animal Health Australasia Pty Limited.
ACN 076 745 198
54 Waterloo Road, NORTH RYDE NSW 2113
®ノバルティス AG, バーゼル、スイスによる登録商品