オレゴングレープ根 Oregon Grape Root
成分説明
オレゴングレープは、日本ではヒイラギメギと呼ばれている北米原生の常緑低木です。その根にはアルカロイドの一種であるベルべリンが含まれており、古くから下痢止めや胃腸機能の改善、そして目薬の成分として用いられています。
アルカロイドとは自然界に広く存在している窒素元素を含んだ有機化合物です。その多くが毒性を持っていますが、中には薬理作用を持つものもあり、古くからその抽出物が薬剤として、あるいは興奮や陶酔感を高めるレクリエーショナルドラッグとして使用されてきました。
ベルべリンには優れた消炎作用と幅広い微生物に対する強力な殺菌作用があるとされ、微生物によって生じるさなざまな感染症の治療に用いられています。またオレゴングレープの根にはベルべリンのほかにも、皮膚の炎症やかゆみを抑えるタンニンが含まれているため、皮膚症状の改善にも効果が期待できます。
成分分類
その他
適応
流涙症(涙やけ)
副作用
下痢、胃腸障害
注意事項
妊娠中に使用することは禁忌とされています。
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