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- 2015年05月20日
イヌをしつける上で欠かせない6つのこと。
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コラム出典: 6 Common Dog Discipline Issues
https://www.care.com/a/6-common-dog-discipline-issues-1309121553
イヌの行動でしばしば問題になる事柄とその解決方法。
イヌと人間との間にいつも意思疎通が成り立つとは限りません。飼い主がイヌにルールに従うように教えたとしても、その指示に従わないことは珍しくはなく、飼い主はこのことをしつけの問題と考えがちです。
カナダの『Ask the Doggy Guy』のジョン・ウェードと、『Petkeeping with Marc Morrone』という番組のマーク・モロンの2人は、正しいしつけを教えることは難しい問題ではないとしています。
ここではしつけが必要とされるイヌの行動と、その解決方法を紹介します。
1. 飛びつき
来客のある場合や散歩に連れ出す時には、イヌを革ひも(あるいは鎖)につないでおきましょう。「革ひもにつないでおくトレーニングは大切です。例え屋内で飼育していてもイヌは室内を駆け回るものです。革ひもをつけた状態にしておいて、必要な時にはコントロールできるようにしておきましょう」とウェードは話しています。もし子イヌが飛び上がるような時には革ひもを引っ張って抑制し、むやみに飛び上がる癖をつけないようにしましょう。
モロンは、報酬を与える方法でトレーニングを行ない、飼い主の指示に従うようになってから徐々に報酬を与える機会を減らしていくのが効果的であると信じています。
2.手に負えないイヌや無駄吠え
モロンは、イヌと人間が生活を共にするようになった経緯を飼い主が理解する必要がある、と言います。「昔、人間が洞窟の中でイヌと共に生活するようになったばかりの頃は、その行動が問題になることはありませんでした。これは人間がイヌと同じように周囲の環境に合わせて生活していたためです」とモロン。人間と共に生活するようになった最初のイヌはオオカミで、吠えることはせずに、この賢い動物は低いうなり声を発して人間に警戒を伝えました。イヌが吠えるようになったのは、人間が音で警戒を伝えるよう教えたことから発展したものです。今日のイヌ生来の吠え声は、自身の進化と(人間による)交配によるものなのです」。
イヌは窓の外を人が通過するのを見る度に吠えることによって、飼い主を危険から守っているように感じています。つまり頭の中では、侵入者を追い払っていることになっているのです。このような場合、モロンは単純に窓のひさしを下げるよう提案しています。
3.無関心
ウェードは、「飼い主は常に調教師になるよう努める必要があります。イヌ本来の持つ習性に基づいて性格を形成しましょう。正しい行動にだけ報酬を与え、誤った行動に無関心を装うことをしてはなりません」と言っています。つまり「バランスの取れたトレーニングとは、それぞれのイヌに対して適切な行動と不適切な行動との間に境界線を作ることなのです」。
4.破壊行動
イヌは習性に基づいて生活する動物です。そのため噛むべきではないものを噛んでしまう機会を与えては絶対にいけません。好き勝手なことをすることができない飼育環境を準備しましょう。食卓の食べ物を与えてはなりません。クローゼットの戸は必ず閉め、床の上からイヌにかじられてはならないものを拾い上げましょう。クレートトレーニングは、あなたが外出中に家の中のものを破壊してしまうことを防ぎます。
イヌはストレスや運動不足などによっても、さまざまなものを噛む習性があります。もしあなたのイヌが充分な刺激を受けていない場合、余ったエネルギーの発散の対象としてあなたのお気に入りの靴を選ぶかもしれません。朝の散歩にいつも以上の時間をかけて、より遠くまで連れて行きましょう。もし帰宅時に、噛まれてクタクタになっている物を見つけても、すぐに叱ってはいけません。イヌは過去のことと現在叱られていることとを関連付けることができないのです。そのため、叱ることによってイヌとあなたの両方が不満を感じることになるでしょう。
5.つなぎ紐をひっぱること
つなぎ紐につなぐ時は、座って待つように教えましょう。また、あなたとの距離が離れすぎてはなりません。あなたが行き先を決めるのであって、その逆ではありません。イヌの行動を修正することは、イヌがむやみにつなぎ紐を引っ張ることをやめさせるポイントでもあります。
モロンは、報酬を与える方法を用いてイヌが指示に従い、学ぶよう教えています。つなぎ紐を引っ張るのを止めることを教えるには、そのような指示を出し、従った時にはご褒美を与えます。「トレーニングはイヌに適切な行動をするよう指示を与えることであって、強要することではありません」とモロンは言います。指示に従った場合に、例えばおやつといったように何らかの利益を受けられると理解していれば、イヌは常に指示された行動を取るでしょう。
6.家でのトレーニング
ウェードとモロンは、飼い主が寝ている場所には行かないといったような、イヌ生来の本能を生かすことを重要視しています。飼い主は、まるで母イヌが子イヌに教えるように、してはならないことを教えなくてはなりません。
屋内においてクレートトレーニングは非常に重要です。モロンは初めにこのトレーニングを用いることによって、家全体が「睡眠のためのねぐら」であり、気ままに歩き回れる場所ではないと認識させたあと、徐々にイヌの行動範囲を広げさせています。
またイヌに規則的な生活をさせることも、家でのトレーニングに役立ちます。「規則的な生活を教えることが家でのトレーニングのポイントです」とウェードは語ります。
2人の専門家は、イヌの動作や行動はイヌの生態から生じたものである、という点で合意しています。動物を含めたすべての生き物は、生活環境に対応することによって進化しています。イヌとうまく共存していくためには、行動の原因を理解し、お互いにとって望ましい関係を維持するために適切な方法を見極めることが重要です。
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