アグレプリストン Aglepristone
成分説明
卵巣から分泌され、妊娠に向けて子宮内環境を整えたり、妊娠を維持する黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用を阻害するプロゲステロン受容体拮抗薬です。
ステロイドホルモンのひとつである黄体ホルモンは、子宮・卵管・乳腺・下垂体前葉・視床下部などに広く分布している黄体ホルモン受容体と結びくことによってその作用を発揮します。アグレプリストンは擬似黄体ホルモンとして実際の黄体ホルモンより先に受容体に強力に結合し、黄体ホルモンが受容体と結合するのを阻止します。
この作用により、アグレプリストンは黄体ホルモンによる子宮内膜の肥厚作用や受精卵の栄養となる「液」を分泌する子宮腺の増加のほか、免疫力の低下作用を阻害し、子宮内環境を妊娠や細菌繁殖に適切でない環境にすることで、子宮蓄膿症を増悪させる細菌の増殖や症状の悪化を抑制する効果を発揮します。
成分分類
ホルモン関連
適応
子宮蓄膿症
副作用
食欲低下、嘔吐、下痢、抑うつ症状、注射部位の痛みやかゆみ
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