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高齢のイヌは、健康状態に変化が起こると共に、ある種の疾患にかかりやすくもなります。例えば、動きが遅くなる、毛が白くなる、関節痛、食欲低下などは、まさしくイヌが高齢になってきたしるしの一部です。
そのほかにも、飼い主が気付いて予防に努めたり、症状を把握して時機を逃さず獣医の診断を受けさせる必要のある年齢特有の疾患がいくつかあります。
高齢のイヌに伴う病気
一般のイヌは生後7、8歳過ぎから、超大型犬種では5歳から高齢とみなされます。
主として高齢の犬にみられる病気には以下のものがあります:
・がん
・関節炎または関節痛
・口臭、食欲不振、歯茎のはれ、歯の膿などの歯や歯茎の病気
・排尿間隔の変化、口渇などを伴う腎臓障害
・視力や聴力の低下
高齢になるにつれ、このような病気を避けることは難しくなりますが、このことを頭に入れ、早めに治療をすればイヌの生活の質を改善することができます。
病気を見抜く
高齢に伴う病気はできるだけ早く見つけなければいけません。
定期的に体を触って調べると、しこりや腫瘍に気づくかもしれませんし、関節炎にかかっていることがわかる場合もあります。関節炎はとても痛むので、触られると四肢を縮めることがあります。
口も調べて、何も歯の病気がないか確認しましょう。
排尿間隔と尿の量を観察しましょう。腎臓障害を発見するのに役立つことがあります。
聴力と視力を検査します。手を叩いて反応するかどうかを見てください。
何か気付いた点があれば、かかりつけの獣医に相談してください。
高齢のイヌのための特別なエサ
活動量が減るにつれて必要な栄養量も少なくなるので、高齢のイヌはエサを変えるのがいいでしょう。しかし免疫系を維持し、感染症や病気から身を護るには、これまでよりも多くのビタミンやミネラルが必要となります。さらに、脳の活動と神経系のために、抗酸化物質も重要です。
消化しやく、腎臓への負担もある程度減るので、一般に高齢のイヌは、しっとりしたエサを好みます。
また、かかりつけの獣医が、イヌの健康状態に合った特別なエサを薦めてくれることもあります。
保温に努める
高齢になると、正常な体温を維持する能力が弱まるため、保温に気をつけましょう。快適に過ごせるように、イヌの部屋を暖めるか、毛布を少し増やしてやってください。
獣医院での診察を増やす
若いイヌは年に1、2回受診させます。高齢のイヌは、少なくとも3ヵ月に1回は定期健診を受けさせれば、手遅れになることなく獣医が問題を発見してくれるでしょう。