×
ポイント!
多飲多尿は慢性腎不全のサイン。症状があらわれたらすぐに獣医師の診断を受けるようにね。
【数量制限】1回のご注文につき2本まで ネコの慢性腎不全(慢性腎臓病・CKD)の治療薬。さまざまな腎保護作用を持つ成分が、症状を悪化させるタンパク尿の漏出を減少させて症状の進行を効果的に抑制します。
セミントラ 4mg/mL (30mL)
Semintra-4mg/mL (30mL)
販売価格(税込): 7800 円
オリジナル商品名 : セミントラ
製薬会社名 ベーリンガーインゲルハイム
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。
適応症状 :
慢性腎不全(慢性腎臓病)
商品紹介 :
セミントラはネコの慢性腎不全(慢性腎臓病・CKD)の治療薬です。腎臓の糸球体内圧を降下させ、蛋白尿を減少させる作用があり、この働きによって腎機能の低下を抑制します。
慢性腎不全は、血液をろ過し、老廃物を尿と共に体外に排出する役割を果たしている腎臓が破壊され、その正常な機能を維持することができなくなる状態のことです。腎臓は予備能力の高い臓器であり、多少の損傷を受けた場合でも正常な組織が代わりにその役割を果たすため、しばらくの間はその機能をほぼ正常に保つことが可能です。
従って組織の破壊は無症状のまま進行し、多飲多尿、食欲不振、嘔吐、体重減少といった症状が見られるようになった時点ではその50%以上が機能不全に陥っており、最終的に尿毒症を発症して命を落とすことも少なくありません。
一旦破壊された腎組織は回復することがなく、また予備として機能している組織も過剰な負担によって次々と破綻していくため、慢性腎不全を完治させる療法は現時点では存在しません。そのため治療は残されている組織にかかる負担を軽減する薬剤を用いて、病状の進行を抑制する内科療法が中心となっています。
ネコの慢性腎不全の新しい治療薬として優れた効果が認められているのがセミントラです。有効成分のテルミサルタンは、ナトリウム貯留や糸球体内圧上昇をもたらすアンジオテンシンIIの阻害作用を持つアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)で、そのナトリウム利尿の促進作用や糸球体内圧降下作用などによって慢性腎不全の進行を早めるとされているタンパク尿の漏出を減少させる効果を発揮します。
またテルミサルタンには、糸球体硬化抑制作用を持つ脂肪細胞に特異的にあらわれる転写因子PPARyの活性作用による腎保護作用もあるとされるほか、持続性に優れ、投与後24時間その作用が継続するという特性があります。さらにネコに投与しやすい経口液である点や、備え付けのシリンジで投与量が簡単に計測できる点などから2013年にイギリスのFAB(Feline Advisory Board)という慈善団体によって『投薬の簡単な薬剤』に選ばれています。
使用方法 :
※下記はセミントラ使用のガイドラインです。実際の使用量や投与は獣医師の指示に基づいて行なってください。
推奨使用量は、体重1kgに対しテルミサルタン1mg(0.25ml/kg)です。
製品は直接経口投与または少量のエサと共に与えます。
セミントラは経口液であり、ほとんどの猫が服用を嫌がることはありません。
・経口液は同梱されている計量シリンジを用いて投与します。この計量シリンジは経口液の入った容器の開封口に合うようになっており、体重に合った量が計量できるようkgごとの目盛りが入っています。
・シリンジの先を猫に口に差し込み、ピストンを押してシリンジ内の経口液を直接猫の口内に投与するか、少量のエサに回しかけて投与します。
- この薬の説明書(日本語訳)はこちら
- セミントラ®
4mg/ml
猫用経口液
医薬品市販承認取得者、出荷管理責任者としての医薬品製造承認取者(市販販売承認取得者と異なる場合)の名称と所在地
Boehringer Ingelheim Vetmedica GmbH
55216 Ingelheim/Rhein
Germany
有効成分および他の成分に関する表記
1mL中:
テルミサルタン 4.0mg
塩化ベンザルコニウム 0.1mg
適応症
猫の慢性腎不全(CKD)を原因とするタンパク尿の減少
使用禁忌
妊娠中、授乳中の猫には投与しないでください。
『妊娠中、授乳中の猫への使用』を参照してください。
有効成分および添加物に過敏症のある猫には使用しないでください。
副作用
下記に挙げる軽度かつ一時的な消化管症状は、臨床試験においてほとんど認められませんでした(報告された頻度の多い順に記載):軽度で間欠性の吐き出し、嘔吐、下痢、軟便。
また肝酵素の上昇が認められたケースもほとんどなく、認められた場合においても治療中断後の数日後には正常値へと戻ることが確認されています。
この製品の使用推奨量を用いた場合の薬理学的な効果としては、降圧作用と赤血球減少作用が認められています。
副作用の発現頻度の区分は下記の基準によって定めています。
-よくある副作用(治療中の発現数が10匹中、1匹以上であるもの)
-比較的よくみられる副作用(治療中の発現数が100匹中、10匹未満であるもの)
-比較的稀にみられる副作用(治療中の発現数が1000匹中、10匹未満であるもの)
-稀にみられる副作用(治療中の発現数が10,000匹中、10匹未満であるもの)
-極稀にみられる副作用(治療中の発現数が10,000匹中、1匹以下であるものや単発的に報告されたもの)
深刻な副作用の発現や上記に記載されている以外の副作用が認められた場合には、ただちに獣医師に報告してください。
対象動物
猫
使用量および投与方法
経口投与
体重1kgに対し1mgのテルミサルタンの投与(0.25ml/kg)が使用推奨量とされています。
製品は直接経口投与するか、少量のエサと共に投与します。セミントラ®は経口液であり、ほとんどの猫が服用を嫌がることはありません。
経口液は同梱されている計量シリンジを用いて投与します。この計量シリンジは経口液の入った容器の開封口に合うようになっており、体重に合った量が計量できるようkgごとの目盛りが入っています。
(以下、取扱説明書の図を参照してください)
容器のフタを押しながら回し、フタをはずします。計量シリンジを容器の口に差し込みます。容器をさかさまにし、投与量とされている体重(kg)の目盛りまでピストンを引いて経口液を計量した後、シリンジを容器から取り外します。
シリンジの先を猫の口に差し込み、ピストンを押してシリンジ内の経口液を直接猫の口内に投与するか、少量のエサに回しかけて投与します。
投与を的確に行なうために
投与後にはフタをきちんと閉めるようにします。ほかの病原体による汚染を避けるために、シリンジの使用はセミントラ®の投与だけにしてください。
退薬期間
適応なし
保管における注意事項
子供の手の届かない場所で保管してください。
保管における特別な注意事項はありません。
開封後の使用期間:6ヵ月
使用期限を超過した場合は使用しないでください。
特別な注意事項
動物への使用における注意事項
生後6ヵ月未満の子猫における安全性は確立していません。
麻酔剤を使用している猫にセミントラ®を投与する場合には、猫の血圧を観察することが推奨されています。
この動物用医薬品の薬理作用によって一時的な低血圧症が認められることがあります。
低血圧症の発症が認められた場合には輸液療法などの対症療法が必要になります。
レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)に作用する物質に共通する性質としての赤血球数減少が見られることがあるため、治療中は赤血球数値を観察してください。
投薬作業者に対する注意事項
誤飲した場合にはただちに医師の診察を受けるようにし、診察時にはこの製品の取扱説明書または製品に添付されているラベルを提示してください。
目に入らないよう注意してください。もし目に入ってしまったようなときは水でよく洗い流してください。また投与後には手をよく洗ってください。
RAASに作用する物質であるアンジオテンシン受容体阻害薬(ARBs)やアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)は胎児における有害事象が認められているため、妊娠している女性はこの製品への接触を避けるよう充分に注意してください。
有効成分のテルミサルタンや他のアンジオテンシン受容体阻害薬に過敏症反応のある人は、この動物用医薬品への接触を避けてください。
妊娠中、授乳中の動物における使用
妊娠中、授乳中、そして繁殖用の猫への使用におけるセミントラ®の安全性は確立していません。
妊娠中、授乳中の猫には使用しないでください。(『使用禁忌』参照)
相互作用
アムロジピンとセミントラ®の使用推奨量を併用した期間における低血圧症の発症は認められていません。
過剰投与
使用推奨量の5倍の量を6ヵ月間投与したところ、有害事象として観測された症状は『副作用』に挙げられている症状のみでした。
過剰投与量(使用推奨量の5倍を6ヵ月間服用)による血圧の著しい低下や赤血球数の減少(この製品の薬理作用による影響)、血中尿素窒素(BUN)の上昇が認められていますが、このような症状が臨床状態で引き起こされることはほとんどないとされています。
もし一時的な低血圧症(血圧の低下)の発症が認められた場合には、輸液療法などの対症療法が必要です。
併用禁忌
他薬との併用による配合変化に関する研究が充分に行なわれていないため、この動物用医薬品をほかの動物用医薬品と併用しないでください。
使用済の容器/未使用の製品の廃棄
未使用あるいは残った経口液は生活排水として廃棄せず、地域の条例に基づいた適切な方法で処理してください。不必要となった経口液の処分に関しては獣医師に確認してください。環境汚染を引き起こすことのないよう適切な処理を心がけてください。
取扱説明書の内容確認
2012年2月
この動物用医薬品に関する詳細は欧州薬品庁のウエブサイトで確認することができます。
www.ema.europa.eu/.
その他
45mlサイズの容器に経口液30mlが入っています。また計量用のシリンジ1本が備わっています。
この動物用医薬品に関する質問は地域の医薬品市販承認取得者にお問い合わせください。
イギリス/アイルランド
Boehringer Ingelheim Limited.
Ellesfield Avenue,
Bracknell, Berkshire UK RG2 8YS
電話:+44(0)1344 424 600