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ポイント!
ホルモン補充療法は生涯にわたる投薬が必要。自己判断で投薬を止めないでね。
イヌの副腎皮質機能低下症(アジソン病)の治療薬。イヌの体内で不足しているホルモンを補充して、元の元気な体を取り戻します。フロリネフのジェネリック。
フロリコット100mcg(10錠)
Floricot (10 Tablets)
販売価格(税込): 1610 円
オリジナル商品名 : フロリネフ、フロリコット
製薬会社名 サマース・ライフ・サイエンス
適応症状 :
副腎皮質機能低下症(アジソン病)
商品紹介 :
フロリコットはイヌの副腎皮質機能低下症(アジソン病)の治療に用いられている合成副腎皮質ホルモン製剤です。不足しているホルモンを補うことによって生体の恒常性を取り戻し、症状を良好な状態に保つ効果があります。
アジソン病とは内分泌器官のひとつである副腎皮質の機能が何らかの原因によって低下してしまい、そこから分泌されている副腎皮質ホルモンの量が減少した状態です。
この副腎皮質ホルモンには、糖質や脂質、そしてタンパク質の代謝や抗炎症、そして抗ストレスなどの作用を持つ糖質コルチコイド(グルココルチコイド)と生体内の電解質のバランスを調整する鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイド)があります。それぞれが生体機能の維持に欠かせない役割を果たしており、これらのホルモンの欠乏は、糖代謝の障害や電解質バランスの乱れによる無気力、体重減少、衰弱、振戦、多飲多尿、沈うつ、虚脱、脱水症状といったさまざまな症状を引き起こすようになります。
ところがこのアジソン病は発症率がさほど高くない上、その進行も緩やかであり、症状も非特徴的なものであることからその発症が見逃されてしまうことも少なくありません。しかし長期的なホルモンの欠乏は、心循環器系に障害を引き起こす高カリウム血症や低ナトリウム血症などの原因となります。また場合によってはアジソンクリーゼといった重度のショック状態を引き起こす可能性もあることから、その早期発見、早期治療が重要とされています。
アジソン病の治療は、欠乏しているホルモンを補充することによる症状の改善、維持が目的となります。症例によって糖質ホルモンまたは鉱質ホルモンのみ、あるいは両方のホルモンを投与する療法に大別されますが、体内の電解質バランスの均衡を保つことによる血液循環の改善が優先されることから、一般的には心循環器系の機能の維持に関与している鉱質ホルモン作用を持つホルモン剤による治療が行なわれます。
フロリコットの有効成分である酢酸フルドロコルチゾンは、強い鉱質ホルモン作用を持つ合成副腎皮質ホルモンです。生体由来の鉱質ホルモンと同様に腎臓の細尿管におけるナトリウムの再吸収を促進するほか、余剰なカリウムを尿内に排出する作用によって循環血液量を回復し、重篤なショック状態が引き起こされることを妨げる効果を発揮します。
さらに若干ではあるものの、酢酸フルドロコルチゾンには糖質コルチコイド作用も認められることから糖質コルチコイド不足による諸症状を和らげる効果も期待でき、その総合的な作用によって良好な状態を長期間にわたり維持することを可能にするとされています。
使用方法 :
※フロリコットは動物用医薬品としても使用されている人間用医薬品となります。そのため実際の使用量に関してはかかりつけの獣医師に確認し、獣医師の指示に基づいた量を使用するようにしてください。※
1日1回、体重1kgにつき10-30mcgを投与します。
・適切な投与量が決定されるまでは毎週血清電解質の測定を行なうようにしてください。
Video :