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ポイント!
投薬中はたくさんの飲み水を与えるようにしてね。
体内の余分な水分を排出する作用を持つ利尿薬。イヌのうっ血性心不全に伴って見られる肺水種の症状を効果的に改善します。
こちらの商品の個人輸入には、令和2年9月1日以降、薬監証明に代えて輸入確認証を取得していただくことになりました。詳細については、申請先の厚生局(厚生労働省の地方支分部局)へお問い合わせください。
地方厚生(支)局所在地一覧
ラシックス 40mg (15錠)【薬監証明必要商品】
Lasix 40mg (15 Tablets)
販売価格(税込): 210 円
オリジナル商品名 :
製薬会社名 アベンティス・ファーマ
適応症状 :
うっ血性心不全 肺水種
商品紹介 :
ラシックスは、腎臓において体内の水分量をコントロールしているミネラルのバランスを調整し、体の各組織に貯留している水分を尿として体外に排出する利尿剤です。利尿剤は尿量を増加することよって体内に貯留した余剰な水分を取り除く作用があるため、体の各組織に発生している浮腫の改善に用いられていますが、中でもラシックスは肺血管を拡張させる作用に優れているため、肺に水分が貯留した状態である肺水種の治療に適しているとされています。
ラシックス(有効成分フルセミド)は本来人間用の利尿剤として開発された薬ですが、イヌに対する効果効用、およびその安全性がアメリカのFDA(食品医薬品局)に認められ、イヌの肺水種、浮腫の治療薬としての使用が認可されています。そのためアメリカにおいてはイヌの肺水種治療薬として一般的に用いられており、このような事情から日本の動物病院においても同様の用途で処方される機会が多いようです。
ラシックスの使用は優れた効果が期待できる半面、その強力な利尿作用による脱水症状や体内の電解質バランスの乱れの誘発が懸念されています。特に過度のナトリウムが体内から失われることによる電解質バランスの乱れは、活力の損失や傾眠、疲れやすい、尿量減少といった症状に加えて、肺水種を引き起こしているうっ血性心不全の治療薬の効果に影響を与えることもあることから、使用にあたっては必要量を超過した量を使用せず、イヌの容態を観察しながら使用することが重要であるとされています。また、無尿症や妊娠しているイヌにおける使用は禁忌とされており、アミノグリコシド系抗生物質との併用によって腎毒性が引き起こされる可能性があるため、避けるべきとされています。
ラシックスの適応対象であるイヌの肺水種は単独で発症することはめったになく、うっ血性心不全、気管支炎、肺炎といったほかの病気、そして感電や化学物質の吸引といった事故に付随して発症します。そのうちの多くがうっ血性心不全による血流の低下によるもので、咳や呼吸のたびに起こるゼイゼイという音(喘鳴)、呼吸困難やそれに伴うチアノーゼといった症状がみられるようになり、また、同時に腹水や四肢の浮腫といった症状が現れることもあります。そのため治療は発症原因となっている病気に対する対処を行なうのが原則とされていますが、肺水種による呼吸困難や衰弱が激しい場合には、肺水種そのものの症状を改善する治療が必要となります。
使用方法 :
※ラシックスは動物薬としても使用されている人間薬となります。 以下に記載する量はアメリカのFDA(食品医薬品局)によって推奨されているイヌへの投与量となりますが、実際の使用にあたっては、かかりつけの獣医師の指示に基づいた量を使用してください。※
一般的には、体重1kgにつき2.5mgから5mgを1日1回から2回、6-8時間の間隔で経口投与します。
・利尿剤による治療は症状の改善が認められた時点で中断するか、獣医師の指示による使用量による維持療法へと切り替えることとされています